GW特別企画(ひつじ さんとコラボ 1)

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第1回 PAUL SIMON

 ポール・サイモン、その名前を認識してから彼是半世紀が過ぎた。とにかく彼について書きだしたら言葉は尽きないが、今回の目的は曲の紹介なのでそれには触れない。興味のある方はこちらをご参照。

ja.wikipedia.org

 ところで敵は「ひつじ」さんは一体どんな選曲をしたのだろうか。 

storyofthesugar.hatenablog.com

  なるほど、そう来たか。思わず唸ってしまう程、なかなかマニアック。でもって私のは以下の通り。


Paul Simon - Peace Like A River - Live at iTunes Festival

 


Paul Simon - Kodachrome (+lyrics)

 


Paul Simon - (TV Special '77) Something So Right

 


Paul Simon -Still Crazy After All These Years

 


Paul Simon - American Tune (1975)

 如何だったろうか。 本来ならばグラミー賞受賞アルバム「グレイスランド」からも選曲したいところだが、キリがなくなるので断念した。 

 さて、このまま終わってしまっては「風のかたみの日記」らしくない。そして何としても「ひつじ」さんとの差別化を図らなければレーゾンデートルが保てない。そこでいつもの自作Youtubeの登場だ。今回は「American Tune」に挑戦。

 いかにもJ.S. バッハの「マタイ受難曲」を源にしたらしい格調高くクラシカルなコード進行。とにかく左手ばかりに気を取られ歌うどころではない。しかし主旋律が無いのも寂しいので、聞き苦しいとは思うが何卒ご容赦願いたい。


American Tune/風のかたみの日記

 

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GW特別企画(ひつじ さんとコラボ 予告)

 「年寄りの朝早い」とよく聞くが、かく言う私も年々早起きになり、今や午前4時には目覚めてしまう。尤も昔のように、深夜まで飲み歩く事をしなくなったお陰で寝付くのも早く、消灯は遅くとも午後11時である。(偶に明かりを付けたまま寝落ちもある)

 朝のルーティンは、枕元に置いたノートパソコンでメールやニュースのチェックと「はてなブログ」で読者登録したブロガー諸氏のページの巡回などを行う。

  その中で6時30分になると、私は決まってここにアクセスする。

🎧♪。.NyanてWanだふる音楽箱.:♪🎵

 ここは「ひつじ」さんという方が管理するブログで、専ら好きな洋楽のYoutubeを紹介しているのだが、とにかくその守備範囲が半端ではない。クラシックからジャズ、ロック、ポップス、etc。古今東西を問わず、まるでドラえもんのポケットのように次から次へと飛び出してくるのだ。しかもそれが毎日の事である。

 また時折、私が知っているアーティストが取り上げられる事があり、つい懐かしくて思わずショーもないコメントを書いたりするが、嫌な顔一つせず(実際は見えないので判らない)返事を書いてくれるひどい広い心の持ち主でもある。

 ところで私は、子供の頃からとにかく音楽が大好きで、聞くだけでは飽き足らず、楽器を弾いたりバンドを組んだり、挙句に拙いながらも作詞作曲などを趣味としていた。

 ところが年齢と共に熱い想いは薄れ、次第にあまり音楽を聞かなくなり、まして知らないミュージシャンはどうしても避けてしまうので、最近のミュージックシーンに疎く、一体何が流行っているのか全く知らないという実に情けない状況が続いていた。

 しかしこのブログを知ってから、アクセスさえすれば否応なしに何でも聞く事になるので、思わぬ発見をしたりノスタルジーに浸ったり出来るようになった。しかも紹介されるのは5曲程度で時間にして凡そ30分。午前7時から本格的に活動を開始するには丁度いい時間でもある。

 先日、ふと思い立ち小生から無理をお願いして、同じアーティストのYoutubeを夫々持ち寄る提案をしたところ快諾を得、明日5月4日と明後日の5日に行う運びとなった。

 誰の何という曲を紹介するかは見てのお楽しみだが、まあ、でもヒントをひとつだけ。


ヒント/風のかたみの日記

 尚、ひつじさんの更新は午前6時30分。小生はそれに続き午前7時頃に投稿する予定なので御覧頂ければ幸甚である。

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おうち時間で激レア体験「266秒 欧州の旅」

 新型コロナウイルス禍の影響で温室効果ガスの排出量が大幅に減少し、大気汚染が改善されているらしい。まさか今回のパンデミックが地球の自浄作用ではあるまいが、グレた不登校の少女はこの現実を如何に受け止めているのだろうか。

 そして私は、そのキレイになった筈の空気の中で、マスクをしなければならない事に若干の矛盾を感じながら、引き続き今日もSTAY HOMEに努めている。

 風薫る季節、本来であればツツジや藤の花を愛でていたであろうこの時期を、家に閉じこもって過ごすのは何とも切ないが、誰もがそれぞれのやり方で耐えているのであるから、不平不満を言う筋合いではない。

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      舘林 つつじヶ丘公園(2019.3)   

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      川口グリーンセンター(2019.3)

 ところでこの大型連休、恐らく多くの人達が旅行を計画していたに違いない。しかし今や海外はおろか県境を越える事さえままならない状況だ。

 そこで今回は、今週のお題#おうち時間」と「#激レア体験」を二つとも纏めて面倒見てしまおうと考えた。何と居ながらにして海外旅行をしようという企画である。題して「266秒 欧州の旅」

 何の事はない。ヨーロッパに昔行った時、撮ってきた写真をスライドショーにして、Youtubeにアップしただけの話で、しかも事前に計画も立てない「やっつけ仕事」だった為、尻切れトンボになってしまった。それでも良ければ一緒に旅立とうではないか。

 行き先はアムステルダムベネチアモナコ、パリ、ロンドン。尚、タイトルにある266秒とは動画の再生時間の事、深い意味は全く無いので悪しからず。


266秒 欧州の旅/風のかたみの日記

 

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     ノートルダム大聖堂のステンドグラス(1999.9)

桜前線異常なし

 唐土を発した疫病が如何に猛威を振るおうと、時は流れ季節は廻り来る。枝木に萌える鮮やかな新緑、頬にそよぐ柔和な風、窓辺に咲いた薫衣草の香り。移ろい行く景色の彩りを、君は今誰と見ているのだろう。

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 なんちゃって。柄にもない書き出しで始めてみたが、それにしても春から初夏へと向かうこの清明という節気を、唯ジトーっと家に閉じ籠って過ごす事になるとは、一体誰が予想出来ただろうか。

 しかもこれだけ科学が進んだ現代で、ウイルス感染を抑える有効な手段が「外出を控える」だったとは、ある意味至極解り易く、そして何とも心もとない。それでも我々は皆、頑なにSTAY HOMEを守っているのである。

 ところで、かかる状況下、すっかり忘れ去られた感の桜前線だが、まだ日本列島を北上中だったのだ。

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 しかし主だった花見の名所は既に閉鎖され、これから満開を迎える地域の人達の心情は察するに余りある。  

 今年私は、たまたま「安行寒桜」なる早咲きの桜の存在を知った事から、早い時点で「桜をめぐる冒険」を開始する事が出来た。ただその時撮影した写真はハードディスクのクラッシュに因り殆ど失われたものの、幸いというべきかYoutubeに動画という別の形で現在も残っている。

 今回は行く春を惜しみながら、それらをもう一度振り返ってみようと思う。もし良ければ濃厚接触の心配は無いので、お付き合い願いたい。


令和二年 安行寒桜 / 風のかたみの日記

 


安行寒桜 川口元郷 / 風のかたみの日記

 


安行寒桜 北浅羽桜堤 / 風のかたみの日記

 


今日のソメイヨシノ/風のかたみの日記

 


桜の森の満開の下/風のかたみの日記

  

 あの時君はこう言った「山や海は逃げないし、花は来年も咲く」 確かにそうかも知れない。それならば何故、今君はここにいないのだろうか。

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      陽光桜(2020.3.18 川口グリーンセンター)

パン屋再々襲撃

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 たとえSTAY HOMEを守り大人しく家にいたとしても、時間が経てば腹は減る。そこで食事の話だが、私はめったに米の飯は食べない。別に嫌いな訳ではなく、例えばオカズが甘塩鮭、厚焼き玉子、辛子明太子、アオサ海苔の味噌汁、etc.という朝餉ならば勿論OKだ。(但し納豆は必須ではない)

 だが私の主食は、昔誰かが言ったという「貧乏人は麦を食え飲め」に従い、基本的に流動食のビールであり、それ以外は専らパン。偶にパスタや蕎麦、素麺も食べたりする。

 これは子供の頃「味噌汁を吸っていては本物のロックは出来ない」という愚かな発想から始まった習慣で、今更変えようもない。

  ところで、一口にパンと言っても千差万別である。私は所謂フランス・パンに代表される外側(クラスト)硬い系が好みで、お供は断然バター派。それも無塩バターに限る。尚、トランス脂肪酸マーガリンは一切使わない。また最近はオリーブオイルをつけるお洒落な人もいるが、あれはどうも馴染めない。

 ところがである。いつもパンを購入する店は大抵大型ショッピングモールに入っている為、この新型コロナウイルス禍により軒並み休業状態になってしまった。

 止むを得ずスーパーの棚にあるヤ〇ザキやPa〇co等の量産品を食べてみたが、やはり今一つなのである。

 何とかならないものかと考えていたところ、あのテレ東がやってくれた。

www.tv-tokyo.co.jp

 この番組では13位として「デイジイ」という1962年創業の老舗パン屋を紹介したが、私にはそれが「もう一度パン屋を襲うのよ。それも今すぐにね」と言っているように聞こえたのだ。まるであの「パン屋再襲撃」のように。

 早速情報収集をする。

www.daisy1962.co.jp

 このパン屋は埼玉と東京に合わせて14店舗あるようだが、駐車場完備の本店を襲撃のターゲットとした。(但し助手席にレミントンのオートマチック式散弾銃は積んでいない)

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 混雑を避ける為、午前8時の開店に合わせて到着。まるで中世の要塞を思わせる建物。もし人だかりが出来ているようであれば即刻帰る心算だったが先客は1名。入店時に撮影の可否を確認した。

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 上が農林水産大臣賞受賞、一番人気のクロワッサンB.C. Bはバター、Cはケーキ、クッキーを意味する。

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 ケーキも売っている。

 開店早々なので未だ商品は出揃っておらず、お目当ての「硬い系」を出せ、と言ったところ、焼き上がりは9時半との回答。とてもそんなには待てない。(やはり散弾銃を持って来るべきだった)そうこうしているうちに客の数が増えて来たので、長居は無用、潔く諦めて撤収した。

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 計画では細長いバゲットをオサレに立て掛ける予定だったが残念!

 それでも帰宅後、美味しく頂いた。

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 写真はベーコンとほうれん草のパン、クロワッサンBC、極みカレーパン 

 以上、久々のパン屋襲撃であった。次回は是非バゲットを手に入れたいものである。

 さて、最後はお約束? 今回は時候に合わせポール・サイモン初期の作品「四月になれば彼女は」(April Come She Will)を弾いてみた。

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MUSIC IS MY LIFE

 緊急事態宣言下の4月20日午前5時39分、緊急地震速報のあの恐怖を煽るような音が鳴った瞬間、私の脳裏に一瞬だけ「日本が終わる」という考えがよぎった。

 勿論そんな事はあり得ないし、あって貰っては困る。否、困るなどというレベルの問題では無い。

 幸い震度は4程度、津波の発生もなく事無きを得たが、仮に東日本大震災の規模であったとしたら、と想像すると、その後の展開を鑑みれば「日本が終わる」との妄想も、あながち杞憂とは言えないだろう。

 しかも、それが現実に起きたとしても何の不思議もないのである。改めて慄然とせざるを得ない。

 これは確かに悲観的過ぎると思う。しかし連日のように悪いニュースばかりが流れる現状では、どうしても発想もネガティブになってしまう。

 「これではいけない。こんな時こそ気持ちを鼓舞する何かが必要だ」ならば何をどうすればいいのか。

 するとそれに呼応するかのように、内外のアーチスト達がそれぞれ自宅等からライブ配信を始め、特にレディー・ガガ等の活動は我が国のニュースでも大きく取り上げられた。

 私はこのブログ以外に幾つかのSNSに登録しているが、中でもインスタグラムとフェイスブックで何人かのアーチストをフォローしている。この新型コロナウイルスによる外出禁止に際し、彼等も配信を始めており、例えばジャズピアニストのチック・コリアはこの一ヶ月の間、毎朝ピアノ演奏を聴かせてくれている。

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チック・コリアの自宅ライブ風景)

 そして私にとって小学生の頃からの神的存在、ポール・サイモンも3月から自宅ライブを開始、自らのホームタウンであり米国内で最も被害が大きなニューヨーク市民に対して、打たれてもなおリングに立ち続けるボクサーを歌ったこの曲を捧げた。


Simon & Garfunkel - The Boxer (Audio)

 この歌はアルバム「ブックエンド」と「明日に架ける橋」の中間にあたる1969年に発表されたサイモン&ガーファンクル唯一のシングル盤であるが、B面「ベイビードライバー」のC/Wを当時の私はてっきりカントリー&ウエスタンと思い込み、その割には曲想が全く違う事を不思議に思っていた。

 因みに以下は彼等の近影。すっかり年老いてしまったが如何せん既に二人とも78歳なので致し方ないだろう。

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 さて、私も筋金入りのS&Gフリークとして負けてはいられない。早速トライしてみた。

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  尚、短すぎるというご批判は受け付けないので悪しからず。 

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#おうち時間(STAY HOME)

 カナダのシンガーソングライター、ジョニ・ミッチェルの「青春の光と影」( Both Side Now)の歌詞に ’’ So many things I would have done, but clouds got in my way '' (やりたい事がいっぱいあったのに雲が邪魔をした)という一節がある。


Judy Collins - Both Sides Now (Official Audio)

 この ’’clouds’’ を ''COVID-19’’ に置き換えれば、そのまま我々が今置かれてる状況を表す歌になるかも知れない。

 私自身も楽しみにしていた幾つかの計画を全てキャンセルせざるを得ず、おまけにお気に入りの「川口グリーンセンター」まで遂に休園となってしまい、まさに「STAY HOME」状態なのである。

 尤も、生活必需品を購入する為にスーパー等へは出掛けている。だがその際のウイルス感染リスクを軽減する為には、他者との間に「ソーシャル・ディスタンス」を取らなければならない。

 その距離は「星空のディスタンス」のように500マイルではないにせよ、2m以上は必要という事らしい。確かにレジ付近の床には目安のテープが貼ってあり、それに従い待っていると、状況をよく理解していないのか意識的なのか、割り込む人も散見され、お互いの労わりが必要なこの時期に少し残念な気持ちになってしまう。

 尚、私は今のところ幸い健康を維持している。しかし、いつなんどき疾病や怪我に見舞われるかも知れない。ところが最寄りの総合病院で看護師の感染が判明、外来の受付は停止され、迂闊に風邪を引く事も出来ない状況である。

  さて、そんな中、今回もまたオリジナル曲をYoutubeにアップしようと考えた。だが今一つヤル気にならず、手っ取り早く下手なギターでも弾いてみる事にした。

 ところが日頃全く触っていなかったせいか、これが結構難しい。自転車のように一度乗れれば一生続く、という訳ではないようだ。

 あまりに酷かったのでほんのサワリだけ。これでも一応、キャロル・キングの名曲「君の友達(You've got a friend)」をジェームス・テーラー風、の心算だったりする。(言わないと判って貰えない可能性が高い)

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 最近自分の曲や演奏を公開するようになって、次第に化けの皮が剝がれてきたように感じる今日この頃、この投稿を公開後悔しない事を願うばかりである。

 ところで話は全く逸れるが「濃厚接触」という言葉、何やら淫靡な響きを感じるのは私だけだろうか。