百日草(ヒャクニチソウ)

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 何とか目標としていた1週間連続投稿の最終日を迎えた。普段それを習慣としているブロガー諸氏にとっては「何を大袈裟に」と思われるかも知れないが、私にしてみれば予想以上にハードで非日常的な体験となった。

 何はともあれ、ここ迄続ける事が出来た最大の要因は、偏に読者の方々から頂いた「はてなスター」や「ブックマーク」「コメント」であり、心より深謝申し上げる。

 そも、この「風のかたみの日記」は勝手気ままな雑記帳の様なもので、もとより崇高な志を抱いて始めた訳ではない。

 従って、何ら一貫性を持たず、高邁な思想や該博な知識、卓越した技術、有益な情報、安易な受け売り等を提供する事、或いは傷つき挫けた心を癒し、励まし、寄り添う事はしない。

 それでも、若し、出来るならば、このブログが、取り巻く環境に左右される事なく、色とりどりの花を、長期に亘って咲かせる「百日草」のような存在になればイイと願っている。

 

  花   名:百日草(ヒャクニチソウ

  学   名:Zinnia elegans

  英   名:Common zinia Youth and old age

  開花期:5月~11月

  花言葉:遠くの友を想う いつまでも変わらぬ心

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  という訳で次回からは、またいつもの不定期更新に戻る事にしよう。

 

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擬宝珠(ギボウシ)

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      つづめ

   夏は遠い季節

   知らぬ間に広がった空を

   雲がひと筋流れた 

   紅葉が目に沁みた

   夢は途切れ

   心の重さを感じた

   誰からも言葉はなく

   面影が浮かんで消えた

   最後のつばくろが去り

   枯葉が庭を埋めた

   冷冷たる風が吹が吹き始めた

   山は装いを変えた

   冬支度の村に

   人影は途絶えた

   やがて眠りに閉ざされ

   降りしきる雪だけが

   絶えることなく聞こえた

   静寂の中で

   私は長い階を上がった

   思い出の中で

   人は訪れ 去った

   泪の中で

   呟きが繰り返された

   私は手紙を書いた

   音の無い横笛を聞いた

   さようならと言った

   

   あゝ 竹藪を流れる朝靄

   長逝の響きの中を渡る

   私は遠い旅に出る

(これは中学3年の時、学校の文集の為に書いた詩のようなもの。尚「つづめ」という言葉は何の意味も無い私の造語) 

  花   名:疑宝珠(ギボウシ

  学   名:Hosta tratt

  英   名:Plantain lily

  開花期:7月~8月

  花言葉:落ち着き 鎮静 変わらない想い

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恒春葛(コウシュンカズラ)

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 小学校4年の夏休み、楽しみと言えば学校のプールだった。事前に通知された予定表に従い、毎回欠かさず参加した。学校が休みの時は、バスに乗って今で言う「複合レジャー施設」のプールまで出掛けて行った。とにかく泳ぎたくて仕方がなかったのだ。 

 学校のプールには或る同級生の女の子も来ていた。彼女は学業優秀、スポーツ万能、ピアノと英会話を習っていて、お手本のような綺麗な字を書き、おまけにチャーミングだった。

 私は勿論、彼女に好意を寄せていたが、その年頃にありがちな「好きな子にはわざと意地悪」ばかりして、彼女も負けずに嫌味な言葉ばかり私に浴びせた。

 ある日、学校のプールで散々泳いだ後、未だ遊び足りない私が彼女にレジャー施設の話をしたところ、思いもかけず意気投合。これから一緒に行こうと二人で盛り上がった。

 そこで、一応、プールの監督に来ていた担任教諭に許可を貰った方が良いか、と相談し、揃って申し出てみると、あろうことか却下されてしまった。今にして思えば、それは多分、担任に責任を負わせる事なく、黙って行けば良かっただけの話だろう。

 しかし、そこが模範生(私も?)の悲しい性(サガ)か、我々は素直に諦める事にしたのだった。

 お陰で私は、人生初のデートのチャンスを逃してしまい、そしてそれから先、チャンスが再び訪れる事は決して無かった。

 

       花   名:恒春葛(コウシュンカズラ)

  学   名:Tristellateia australasiae

  英   名:Maiden's jealousy    Bagnit    Galphimia vine

  開花期:8月~9月

  花言葉:誠実な愛情 飾らない心

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  人生は「言わなければ良かった後悔」と「言えば良かった心残り」の繰り返し。

 

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源平葛(ゲンペイカズラ)

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 このところ朝から、子供達が連れ立ってウロウロしている姿をよく目にする。最初は授業をサボった非行少年の集団かと思ったが、何の事はない、今は「夏休み」真っ只中だったのだ。

 「夏休み」と言えば、やはり「宿題」が思い出深い。さっさと片付けてしまえばいいものを、毎年ギリギリになるまで放置。最後の二日間は殆ど一睡もせず、水彩画を描き、読書感想文をでっち上げ、40日分の日記を捏造した。

 緊急事態宣言が発令中の今年、子供達はどんな夏休みを過ごしているのだろうか。

 

     花   名:源平葛(ゲンペイカズラ)

  学   名:Clerodendrum thomsoniae

  英   名:Bag flower    Variegatum

  開花期:6月~9月

  花言葉:親友 個性の強さ 

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  赤い花と白い萼(ガク)を旗の色に見立てて「源平」と名付けたのだろうが、花言葉が「親友」というのも面白い。花が萼と寄り添うように咲く事からこの花言葉が付いた、という説もある)

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熨斗蘭(ノシラン)

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 ♪ 夏が来れば思い出す 遥かな尾瀬・・・♪ と歌う「夏の思い出」。この歌詞にある「夏」が実際は5月頃の事だったとご存知だろうか。 

 例えば8月、尾瀬に行ったとしても、5月下旬に咲く「水芭蕉」の花は既に散った後。精々茶色く枯れ果てた無残な姿の花弁を見る位が落ちだろう。

 確かに二十四節気で言えば5月は夏に分類され、俳句で「水芭蕉」は夏の季語である。しかしそれを一般化し、押し付けるには少々無理があるのではなかろうか。

 ところで私は何故そんな些細な事に拘るのか。それは昔、夏の盛りにノコノコ尾瀬に出掛けた事があるからだ。

 

     花   名:熨斗蘭(ノシラン

  学   名:Ophiopogon jaburan

  英   名:White lilyturf

  開花期:7月~9月

  花言葉:ひっそり

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野芥子(ノゲシ)

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 今回のオリンピックでゴルフ競技が行われた「霞が関カンツリー俱楽部」。ここは首都圏屈指の名門コースである。ゴルフ大好きのトランプ前大統領が来日した際も、この伝統あるゴルフ場がセットされていた。

 過日、幸いなことに私は、何度かこのコースをラウンドする機会に恵まれた。門から少し車を走らせると、左手にシックなクラブハウスが見えてくる。「名門ゴルフ場とはこんな所の事を言うのだな」そう思った。

 

  花   名:野芥子(ノゲシ

  学   名:Sonchus oleraceus

  英   名:Common sowthistle

  開花期:4月~10月

  花言葉:悠久 旅人 見間違っては嫌

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  花言葉の「見間違っては嫌」はタンポポに似ているせいか。多分そうだろう。間違いない。 

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山萩(ヤマハギ)

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 今日から8月。連日熱戦を繰り広げる東京2020オリンピック。何が良いかと言えば時差が無い事だろうか。お陰で眠い目を擦りながら、深夜や早朝に起きなくて済んでいる。

 学生の頃、水泳部にいたせいか、やはり競泳観戦は外せない。今回は何と言っても女子個人メドレー大橋悠依選手。残り10m、思わずテレビに向かって「行け、行け、行け」と叫んでいた。

 (因みに私が在籍していた中学校の水泳部は、年に1度の東京都世田谷区の大会で、参加28校中28位という不名誉な記録を樹立した) 

 さて、昨日ご案内した通り、これから一週間、今、野に咲く草花の写真をご覧頂きたい。

 

  花   名:山萩(ヤマハギ

  学   名:Lespedeza bicolor

  英   名:Bush clover

  開花期:7月~10月

  花言葉:思案 内気 想い 

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  「萩の花」はてっきり秋に咲くものと思っていたが、新たな発見。

 

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