ヒナコは迷っていた。確かに歌うことは子供の頃から好きだったし、ある程度得意だとの自覚もあった。どんな曲でも二三回聴けば覚えてしまい、殆ど音程を外すことも無かった。そして声を体に共鳴させてより深く響かせると、得も言われぬ恍惚感のようなものに…
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