ギター

(緊急投稿)D・クロスビー逝く

本来であれば前回の「正月の想い出」の続きを投稿すべきところではあるが、やはりこの知らせに触れることなく通り過ぎる訳にはいかない。 私が特に好きなミュージシャンの一人、デイヴィッド・クロスビー(David Crosby) が、長い闘病生活の末1月19日に亡…

(緊急投稿)ママちゃん様ありがとう

ご存知の通り、「はてなブログ」では意中のブロガー諸氏の読者登録をすると、更新の連絡が表示される。 私は根が内気な為、自ら進んで登録はしないが、登録されれば余程問題が無い限りフォローバックするようにはしている。 そのような消極的姿勢でも、つい…

わたしのコレクション(後編)

前回に引き続き、今週のお題「わたしのコレクション・持ってるギター大公開!企画」なのである。とは言っても高価な楽器をひけらかす訳ではないので、気軽にご覧頂きたい。 先ずその前に、せっかくの機会なので、私とギターとの関わり合いについて、少し話を…

わたしのコレクション(前編)

相変わらず慢性ネタ不足症候群で、ブログ更新に窮しているのである。否、全くネタがない訳ではないが、どれも面倒臭そうなのでヤル気が出ない。平たく言えば手取り早く仕上げられるネタを思いつかないのだ。 そこで、困った時の「今週のお題」。早速覗いて見…

遠くで汽笛を聞きながら

最近、頓に昔の出来事を思い出す事が多くなった。しかも20年以上も前の記憶ばかりだ。 それはまるで、何度も観た映画を再生するように、優しく、懐かしく、愛おしく、切なく、ほろ苦く、そして少々うんざりする。 二十代の終わり頃、勤務先の先輩達とバン…

Listen To The Band

NHKのニュースでも取り上げていたので。ご存じの方もおられる事と思うが、1965年から1970年まで活動した米国のアイドルバンド「ザ・モンキーズ」のメンバー、マイケル(マイク)・ネスミスが亡くなった。享年78歳。 www3.nhk.or.jp 一般的にモ…

こんなのあり?

先だってひつじ (id:nyanteicafe)さんと二日間に渡り、サイモンとガーファンクルがソロになって以降の曲をYouTubeで紹介し合うというコラボレーションを行った。 実はその際私は、以前から気になっていた事を思い出してしまった。それは所謂「パクリ」=「盗…

GW特別企画(ひつじ さんとコラボ 2)

第2回 ART GARFUNKEL 特別企画2日目はご存知S&GのG、天使の歌声・アート・ガーファンクル。何故「天使~」という冠詞が付くのかは、それこそ歌声を聞いて貰えれば判るのではないかと思う。 ja.wikipedia.org 今日、「ひつじ」さんの「Nyan…

GW特別企画(ひつじ さんとコラボ 1)

第1回 PAUL SIMON ポール・サイモン、その名前を認識してから彼是半世紀が過ぎた。とにかく彼について書きだしたら言葉は尽きないが、今回の目的は曲の紹介なのでそれには触れない。興味のある方はこちらをご参照。 ja.wikipedia.org ところで敵は…

GW特別企画(ひつじ さんとコラボ 予告)

「年寄りの朝早い」とよく聞くが、かく言う私も年々早起きになり、今や午前4時には目覚めてしまう。尤も昔のように、深夜まで飲み歩く事をしなくなったお陰で寝付くのも早く、消灯は遅くとも午後11時である。(偶に明かりを付けたまま寝落ちもある) 朝の…

パン屋再々襲撃

たとえSTAY HOMEを守り大人しく家にいたとしても、時間が経てば腹は減る。そこで食事の話だが、私はめったに米の飯は食べない。別に嫌いな訳ではなく、例えばオカズが甘塩鮭、厚焼き玉子、辛子明太子、アオサ海苔の味噌汁、etc.という朝餉ならば勿論OKだ…

MUSIC IS MY LIFE

緊急事態宣言下の4月20日午前5時39分、緊急地震速報のあの恐怖を煽るような音が鳴った瞬間、私の脳裏に一瞬だけ「日本が終わる」という考えがよぎった。 勿論そんな事はあり得ないし、あって貰っては困る。否、困るなどというレベルの問題では無い。 …

#おうち時間(STAY HOME)

カナダのシンガーソングライター、ジョニ・ミッチェルの「青春の光と影」( Both Side Now)の歌詞に ’’ So many things I would have done, but clouds got in my way '' (やりたい事がいっぱいあったのに雲が邪魔をした)という一節がある。 Judy Collins …

帰るべき場所

都立高校が5月の大型連休が終わるまで休校と決まり、それに伴い小中学校でも同様の措置がとられる可能性が高い。感染者数は増加の一方で、政府の緊急事態宣言も取り沙汰される中、正に新型コロナウイルス禍はいよいよ長期戦の様相を呈して来た。 不要不急の…

I💗 MARTIN(その10)最終回

思いの外長い連載となったこのマーティンに関する記述を、そろそろ終了しようと考え、取敢えずタイトルに「最終回」と入れてみた。 今更ではあるが、私の手元にはこれ迄に収集したマーティンの詳細な資料が相当量あって、それを紐解けば大論文とは言えないま…

I💗 MARTIN(その9)

さて此処まで、約半世紀に及ぶ私とマーティン・ギターの関わりについて、ダラダラと取り留めも無く、しかし私にしてみれば駆け足で振り返って来た。 この一連の作業は、自分でもすっかり忘れていた交々を思い出す契機となり、内容はともかく非常に懐かしく興…

I💗 MARTIN(その8)

謎めいたマーティンD-45SQの出自について、凡その概要が判明し、そうなると今度は現物を確かめなければ気が済まなくなる。そんな風に直ぐに居ても立っても居られなくなる性分は昔から変わらない。早速店に電話を掛け未だ売れていない事を確認して、また御…

I💗 MARTIN(その7)

その後も私の中古楽器店ネットサーフィンは、殆ど日課のように続いていた。時折、思わず声を上げてしまいそうなレア物を見つけたりもしたが、ギターは既にマーティンだけでも4本、他を加えれば合計10本体制の状況下、これ以上自分で購入する気は流石に起…

I💗 MARTIN(その6)

2003年、サイモン&ガーファンクルは久々に再結成し「オールド・フレンズ・ツアー」を開始した。そして2009年には来日、私は武道館で久し振りに彼等の生演奏を聴いた。このツアーではサイモンは一貫してマーティンOM-42PSを弾いており、世界に2…

I💗 MARTIN(その5)

新品のHD-28Vは予想通りあまり鳴らなかったが、トップ板の振動を増幅する為に付された様々な施策により確かに音量は大きく、秘められたポテンシャルは充分に感じられた。と言うよりもそう信じるしか他に手立ては無かった。 ところで、そもそも私がギター…

I💗 MARTIN(その4)

結論から言うとマーティン00-21GEは私の予想を全て裏切った。否、決して悪い意味では無く、信じられない位素晴らしい楽器だったのだ。 音は勿論の事、殆ど傷も無くマーティン社の刻印を刻んだプレート付き専用ケースも揃っており、その中には糸巻に弦を…

I💗 MARTIN(その3)

たとえ期待通りに鳴らないとは言え、取敢えず憧れのアイテムを仕入れた私は、少なからず虚栄心を満足させ、それまであまり顧みなかった楽器のメンテを見直し、様々な専用グッズを買い漁っていた。 マーティンのギターは思ったよりも遥かにデリケートで、例え…

I💗 MARTIN(その2)

2001年2月2日夕刻、黒澤楽器池袋店に到着。案内板に従って3階に上がると、そこはガラス張りの陳列棚に高級楽器ばかりが並ぶ部屋。他に客はおらず若い店員がひとり手持ち無沙汰に座っていた。 私がマーティンD-41の試奏をしたい旨伝えると、彼はフ…

I💗 MARTIN(その1)

MARTIN、一口にそう言っても色々だ。例えば ”I Have a Dream" のマーティン・ルーサー・キング牧師、車であればアストン・マーティン、歌手で言えばディーン・マーティン等々。そして、今回紹介するのは C.F.マーティンという会社が作っているギターの事であ…