所感

目指せ! シンガーソングライター(2)

ところで、ひと口にDTMと言っても一体どのような作業を行っているのか。今回はまたまたYouTubeを駆使して具体例を挙げながら説明したいと思う。 先ずは曲を作らなければならないが、これはメロディーが出来ていればそれでよし、またその代わりにコード(和音…

目指せ! シンガーソングライター(1)

タイトルを見て「えーっ」と嫌な顔されたアナタ、大丈夫、ご安心あれ。下手な歌を歌ったりはしない。今回は久々に音楽についての話である。 さて、ご存知の方も中にはいるかも知れないが、私の数多い趣味の一つは所謂DTM(デスク・トップ・ミュージック=コ…

ブログ開設3周年

最近ブログを書くのに四苦八苦する事が多くなった。構想だけなら簡単に思い浮かぶが、いざ文章にするとなると直ぐに行き詰まってしまう。 あまりイイ加減な事は書けないし、誤字脱字は勿論の事、同じ単語や表現を繰り返すようなセンスの無いモノにもしたくな…

令和3年 桜紀行

<3月26日「オオシマザクラ」と「おまけ」の画像を追加しました> 3月22日、先月7日から1都3県に発令されいていた緊急事態宣言が解除された。とは言ってもコロナ禍の状況が好転した訳ではなく、近い将来ワクチン接種が功を奏する事を願いつつ、それま…

煙草からの卒業

今週のお題「〇〇からの卒業」に因んで。 先日、抜けるような青空に誘われ、特に行くあても無く車を走らせた。もとより遠出する心算は無かったが、暫く振りに眺める街並みに新しい建物が出来ていたりして、それはそれで新鮮である。 ふと、交差点の角に、制…

レクイエム 3.11(再掲)

今年もまたこの日がやってくる。2011年3月11日、あれから10年の月日が流れた。 東日本大震災。死者15,899名、行方不明者2,527名、関連死を含めると22,000余人の尊い命が失われた。かって犠牲者の死因の大半は「関東大震災」は焼死、「阪神淡路大震…

マクロの決死圏

前回に続き写真の話である。尚、専門的な知識や技術に関する記述、役に立つティップス等は一切無いので予め御承知頂きたい。 さて、私が28㎜/3.5、単焦点のマクロレンズを入手した件は既に述べた。後は実際に使って慣れるしかないと考え、70-300mmのズーム…

as close as possible

所謂「三寒四温」なのか、このところ気温が乱高下気味で毎日着る物に迷う。風邪をひかないよう手洗いとウガイを欠かさず、とにかく気をつけるしかない。 散歩も不要不急の外出に該当するか悩ましいところではあるが、少しは身体を動かさなければならないので…

ヘッドフォン三昧

自分で言うのも何だが、音に関して私はちょっとウルサイ。例えばスタインウェイとベーゼンドルファーの違いくらいは、側板に書かれた社名のロゴさえ見れば瞬時に判断出来る程である・・・。 ところで私達が日頃耳にする音楽の殆どはスタジオで録音、ミキシン…

日本橋の空

『日本橋』と言っても大阪にある電気街の話ではない。字は同じだが読み方が微妙に異なり、大阪の「にっぽんばし」に対し、こちらは「にほんばし」で所在地は東京都中央区日本橋である。 この橋は1603年(慶長8年)、江戸幕府創設と同時期に初代が架橋さ…

20万アクセス

2018年3月27日、私はこのブログを始めた。これまでに投稿した記事数は312。決して多くはない。むしろ少ないと言った方が正しいだろう。 取り立てて文章が巧い訳でも、内容が役に立つ訳でもなく、その時々に「心にうつりゆくよしなしごとを、そこは…

ニンドスハッカッカ

昨年12月7日、稀代のコメディアン小松政夫が逝った。享年78歳。少し早いような気もするが肝細胞癌だったという。 私が彼を認識する切っ掛けは遠い昔、映画評論家「淀川長治」の物まねからだった。淀川は毎週日曜日、テレビの洋画劇場の解説者として番組…

凍りついた声

年明け早々今季一番の寒波が到来、北陸、上信越を中心に広範囲に渡って大雪に見舞われた。積雪は年中行事の地域とは言え、場所によっては平年の6倍も積もったらしい。 それに伴い雪下ろし中に転落して命を落とす人も後を絶たず、亡くなった方々の多くは高齢…

二十歳の頃

今週のお題は「大人になったと感じるとき」。1月11日が「成人の日」だからなのだろうが、この新型コロナ禍、各自治体は式の実施に頭を悩ましている事だろう。 ところで「成人の日」が1月の第2月曜日となって既に久しい。以前1月15日であったものを無…

「ピーナッツ」70周年

最近の話題と言えばアメリカ大統領選挙を除き、何をおいてもアニメ映画「鬼滅の刃」に落ち着くだろう。老いも若きも、右も左も、青も赤も、猫も杓子も、馬も鹿も、挙って難解な名前をもつ登場人物達が繰り広げる世界に夢中になっているらしい。 それなのに私…

諡(おくりな)

今回は柄にもなく少々苦言を呈したい。と言っても大した話では無く常識的な事なので気軽に読んで頂きたい。 先日、特に当ても無く適当に「はてなブログ」を冷やかしていたところ、偶然にもあり得ない、あってはならないと思われる文言を目にしてしまった。誹…

つくつく法師の記憶

「夏の終わり」は何故か切なく物悲しい。何となくそんな気がする。それは眩しい日差しが少しずつ薄れてゆくせいなのか。それともやがて訪れる秋を無意識裏に受け止めた為なのか。否、ただ単に一人黄昏ているだけなのか。 ひと口に「夏の終わり」と言っても、…

土曜の朝の風のかたみ

最近の土曜の朝は「川口グリーンセンター」へ行き、草花の写真を撮影する事がすっかり習慣になってしまった。個人的趣向で引き続き外食を自粛している現在、残された数少ない楽しみのひとつだ。 園内の混雑を避ける為、未だ人の少ない開園時刻に合わせて家を…

月への尽きない想ひ

深夜ふと目が覚めた。見慣れた寝室がいつもより明るく感じられた。よく見ると光はカーテンレール辺りから漏れている。外を確認すべく起き上がり、カーテンを開く。その瞬間、私の眼は光の正体を捉えた。満月! 小学生の時、天体望遠鏡を買って貰った。経緯台…

貼り忘れた写真(或いはカナユニ再訪)

これまでレストラン・カナユニについて全5回、約12,000文字、凡そ原稿用紙30枚相当を費やし私見を述べた。元原稿から削除した部分や添付写真を含めれば、安易な卒業論文程度の量にはなったと思う。しかし何時もの悪い癖で脇道に逸れ、余計な記述が散見され…

新生老舗レストランを南青山に訪た <その5>

そしてTはワインを一口飲み漸く「これ、味はいいんだけど、とにかく強烈」と理解不能な言葉を呟いた。早速私も残ったひと欠片を取り皿に乗せ、フォークで更に小さく分けて口に入れた。 これまで随分ブルーチーズを食べて来たつもりだったが、これは初めての…

新生老舗レストランを南青山に訪た <その4>

ところで私には気掛かりな点が一つあった。それはかって種々便宜を図ってくれた浅見氏の姿が見えない事だ。私は氏の風貌からてっきりかなりの高齢と思い込んでいて、二年前の閉店を期に引退したのではないかと考えていた。しかしTによれば浅見氏は我々とそ…

新生老舗レストランを南青山に訪た <その3>

「追伸 カナユニのオーナーの息子『マコトさん』が、南青山にカナユニをオープンしたそうです」 2018年3月初旬、そう伝えたのは暫く連絡を取っていなかったTからの近況報告メールだった。 私はそれまでも「カナユニ」のオフィシャルサイトを時折覗いて…

新生老舗レストランを南青山に訪た <その2>

さて、誰を誘って「カナユニ」へ行くか。灰色の脳細胞に真っ先に浮かんだのは大学の同級生二人の顔。我々三人は卒業後も連絡を取り合い、時折会う他に毎年1度、観光&グルメ旅行を実施。北は冬の北海道、南は夏の沖永良部島まで日本各地に足を運び、名所旧…

新生老舗レストランを南青山に訪た <その1>

此処は何処なのか。キャンドルが揺れているからピアノが鳴っているのだろう。だがそれは現実の音ではないようだ。スペインかポルトガルか…30年以前の昔だ。夢に憑かれたように歩いたフランスの何処かか。ピアノの調べが遠くなる…。そして何故か私は古びた階…

新生老舗レストランを南青山に訪た <序章>

今年はなかなか梅雨が明けない。それどころか先日の「令和二年七月豪雨」により甚大な被害を被った地域に、更なる追い打ちをかけるかのような大雨が尚も降り続いている。 懸案の「新型コロナ禍」も同様。全く収まる気配は見えず、長引く不自由な生活に気分も…

今週のお題「納豆」(用も無いのに納豆売りが)

久し振りに「今週のお題」について書いてみようと思う。因みにそのお題は「納豆」。何故この時期に納豆なのか考えてみたが、思い当るのは精々7月10日が語呂合わせ(7=ナ、10=トウ)で「納豆の日」だという事位しかない。 それはさておき、結論から先…

こんなのあり?

先だってひつじ (id:nyanteicafe)さんと二日間に渡り、サイモンとガーファンクルがソロになって以降の曲をYouTubeで紹介し合うというコラボレーションを行った。 実はその際私は、以前から気になっていた事を思い出してしまった。それは所謂「パクリ」=「盗…

江戸の敵を川口で討つ

残念な結果に終わった前回の中華料理だったが、懲りずに食べ物について書く。 今回は「Youは何しに日本へ」等、低予算ながらユニークな番組作りが知られるテレビ東京で紹介された老舗料亭に行ってみる事にした。 所在地は「本当に住みやすい街大賞2020」…

今夜は中華、食べチャイナ!

その昔「中国三千年の歴史」と言われていた。勃興しては衰亡する数多の国の中から、政権を握った順に「イン、シュウ、シュンジュウ、センゴクジダイ・・・」と暗記した。 ところがある日突然「夏(か)」という王朝の存在が判明したと言い出し、いきなり四千…