訃報

その知らせは突然に、しかもあまり普通ではない形で私に届いた。 6月12日の夜、私は古くからの知人と馴染みの寿司屋で酒を酌み交わしていた。その時ふと、以前であればこの場に居ても何も不自然では無いもう一人の知人の事を思い出した。 その彼は従前より…

船員と言う職業

6月9日、このテレビ番組を見た。 youtu.be 登場するのは最新鋭の自動車専用船。運航者は大手船会社の商船三井。番組では本船が乗用車を積載して広島を出港、メキシコからパナマ運河を経由して北米に至るまでの海上で乗組員が仕事や生活する様を判り易く紹…

30,000アクセス

2018年3月27日、私はこのブログを開始した。特に何の目的も無く、そこにあるのは唯、『心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくる』という遊び心だけだった。 これは学校で書かされる作文でも、会社で要求されるビジネス文書でもない。何を…

アナログ音源完全デジタル化大作戦

なにやら大層大袈裟なタイトルだが竜頭蛇尾はいつもの事なので、その心算で読んで頂ければ幸甚である。 さて、今回はテープレコーダーにまつわる話。私が初めて手にしたその機械は親が英語の勉強の為と言って買ってくれた5号のオープンリールを使うモノラル…

DTM (その4)

音の出ない新しいDTMシステムを前に、思わず柴田翔の「立たち盡す明日」のタイトルが私の灰色の脳細胞に浮かんだ。柴田翔と言えば60年代の学生運動を扱った芥川賞受賞作「されど我らが日々」が有名だが、他には「贈る言葉」という中編小説もある。あの武田…

DTM (その3)

昔、パソコンは現在と違い思いっきり扱い辛かった。プリインストールされた殆ど必要性の無いアプリケーションだけを使っている分には問題ないが、自分用にカスタマイズしようとすると軒並みエラーの連続だった。 特に新たな周辺機器を接続しようものなら、IS…

DTM (その2)

前回の投稿から思いの外時間が経ってしまった。勿論その間、何もしなかった訳ではない。それどころかいつになく大いに活動しまくっていた。 さて、我家のDTMシステムが使えなくなった事は前回述べた通りであるが、種々勘案し熟慮の結果、私は遂に結論を出し…

DTM

今回のタイトルDTMは、デスクトップ・ミュージックの略で、ご存知の方もまたご自分でもやっているという人も多いと思う。一応何の事かと言えばパソコンを使って楽曲の制作や電子楽器を演奏するという事だ。 さて私のDTM歴は以外と長く、かれこれもう25年以…

令和に思ふ

これまでに二度の改元をリアルタイムで経験した。とは言っても前回同様今回も特段何処かに出掛けたり何かをした訳では無い。ただ家に居て淡々とテレビを見て過ごしただけだ。 以前ここで述べた通り私は天皇制を否定せず、どちらかと言えば好意的立場をとるも…

小賢しい餓鬼

平日の朝、真新しいランドセルを背負った小学生達が、上級生や父兄等に導かれ集団登校している姿をよく見かける。もしかしてひょっとすると彼等は将来この国をも背負って立つかも知れない、そんな事を考えてまた、ふと、私は思い出した。自分にも小学生だっ…

桜(SAKURA) 2019

去る3月20日、長崎からスタートを切った桜前線が、およそ一か月かけてこの4月22日、北海道松前町に到達したとのニュースがあった。これで厳しい冬を過ごした北国でも漸く桜が開花する。 勿論これはいつもの風物詩。日本の春は桜と共に訪れ新しい年度が…

天叢雲剣

いよいよ元号が平成から令和に変わる日が近づき、今上天皇陛下が退位することを伊勢神宮に報告される「親謁の儀」のニュースをテレビで見た。天皇の退位に際し執り行われる儀式は全部で十一あると言われているが、当然そのような事までは知らない。 私は特段…

#イマソラ

音楽ネタの続きで今回はシャープ#について。と冗談はさておき、フェイスブックやツイッター等では「#」(ハッシュタグ)を使うことが出来る。 万一#をご存知無い方がいると困るので一応ウィキペディアのリンクを貼っておく。ja.wikipedia.org さて、そこ…

キャンディーズ賛歌(スピンオフ)

前回キャンディーズのハーモニーについて投稿した。沢山の方々からのアクセスや☆ (スター)、そしてコメントを賜り改めて心より御礼申し上げる。 その原稿を書いている最中は懐かしさからか関連するエピソードを次々と思い出し、取敢えず見境なく書き綴ってい…

キャンディーズ賛歌

1978年4月4日文京区後楽園球場に於いて日本屈指の女性コーラスグループが人気絶頂の最中、その音楽活動に終止符を打った。 彼女達の名はキャンディーズ。歌が好きで、フォーリーブスの後ろで踊りたいという夢を抱き、大手芸能プロダクション所属の集団…

SNS

従前より「今日こそは更新」と書き溜めた下書きを見ながら思っていたが、またしてもこのブログを暫く放置してしまった。私が幾つかの所謂SNSに登録し、時折それぞれに投稿している事は既に述べたが、如何せんバイト店員もいないワンオペ・コンビニ状態の為、…

ビルゴの夜

人通りが絶えない土曜の夜、時計は21時を少し回っていた。一人の初老の男が杖を突きながらゆっくりとその路地を曲がった。 日々目まぐるしく変貌する大都会にあって、そこだけが昭和のまま置き去りにされているような、そんな雰囲気が漂う短い行き止まりの…

MUSIC IS MY LIFE

3月11日に前回のブログを投稿して以来、随分ここへ来ていないような気がする。原稿のストックは幾つか出来ているのだが推敲するのが面倒臭い、と言う訳でそのまま放置していた。 自分の拙文はともかく、せめて読者登録している方々の文章位は目を通せばい…

レクイエム 3.11

同時代を生きる者として、やはりこの日の事を避けて通る訳にはいかない。 あの時あの場所で、一体何が起きたのか、何が出来て何が出来なかったのか、何をすべきで何をしてはいけなかったのか、何が解決し何が未解決なのか、何が解明され何が不明のままなのか…

Anniversary

昨年の3月27日、この「風のかたみの日記」という雑記帳のようなブログを始めてから、今月で丁度一年。そして今回は偶然にも第100回目。しかも累計アクセス数は切りよく20,000件を超えた。 それらの数字があたかも互いに連動しているかの如く目の…

カラオケっ!

とにかくカラオケが嫌いだ。誰があんな物を考え出したのか。あっ、ちょっと待って頂きたい。中にはこれを真に受けて、既に頷くか嘲けているかも知れないが、私はそこそこ楽器は弾けるし、楽譜だって書ける(読めるなんてレベルの低い話では無い)。歌にはあ…

白銀は招くよ

初めてスキーに行ったのは社会人になってからだった。それも自ら望んだ訳ではなく、会社の先輩達から無理やり誘われ仕方なく行った次第だ。 何故、それ迄スキーをした事が無かったかと言えば、ずっと水泳を続けていた為で、冬は陸上トレーニングか温水プール…

カリフォルニア・ロケット燃料

今回のタイトルは知る人ぞ知る、知らない人は勿論知らない、「カリフォルニア・ロケット燃料」。名前からして何とも勇ましいと言うか、元気が出そうな響きがあるではないか。 しかしよく考えてみると、アメリカの主たるロケット発射場はケープ・カナベラルで…

冬の花火

其の人は類稀なる美貌の持ち主で、そして花火が好きだった。勿論、他にも好きな事は沢山あった。映画、美術展、読書、ハイキング、日本酒等々。しかし、その中でとりわけ花火を見る事にかけては、殆ど貪欲と言える程の情熱を持っていた。 何処から情報を仕入…

舐めたらいかんぜよ

前回、「ノーテンパー」について書いたところ、そんな言葉は聞いた事が無いという方がおり、年代の違いか地域性の問題か、何れにせよ題材としてあまり普遍性が無かったのだと反省した。 そこで次は何を書いたらいいのか考えてみたが、また同じ過ちを繰り返す…

How about tonight?

いきなりで恐縮だが、昔ノーテンパーという言葉があった(ノーパンxxxでは無い)。何故かは判らないが最近はめっきり聞かなくなった。勿論何れもあまりいい言葉では無いのでその事は構わない。 ただ以前、誰かがこの言葉を使った瞬間、不思議な事に私は敏感…

老醜か老成か、それが問題だ

今回のテーマは誰もが避けて通れない「老い」、何やら嫌な予感がする。だったらテーマにしなければいいのだが、折角思い付いたので何処迄書けるか火中の栗を拾う心算で開始。 人は皆歳を取れば多かれ少なかれ醜くなっていく。それは自然の摂理と言うものだ。…

幻の牡丹鍋

ついこのあいだ正月だと思っていたら早くも如月。年々速くなる月日の流れが恨めしい今日この頃。 ところで今更ではあるが、今年の干支はしんがりの猪。十二支で一番最後になったのは、みんなで駆けっこをしたら、猪突猛進の言葉の通り圧倒的にトップであった…

AIでブログが書けるのか?

5年前、ふと思い立ってツイッターを始めてみた。最初の頃は物珍しさもあり、盛んにツィートしていたが、反応は鈍く、またフォロワーは全く増えず、しかも元来飽っぽい性格なので、次第に足が遠のいてしまった。 その後は、ブログ、ユーチューブ、フェイスブ…

インフルエンサー、インフルエンザに罹る。

インフルエンザの患者数が全国で213万人になったという。これは長野県の全人口に匹敵する数だ。医学は日進月歩と言われているのに、一体どうした事だろうか。 幸い私はこの病にここ5~6年罹患していない。しかしかっては毎年のように40度近い熱が出て…