きれいなお姉さんは好きですか?

 夜更けの繁華街に立つ、怪しげな客引きからそう聞かれない限り、私の答えはYESだ。

 しかし、一口に「きれい」と言っても万世不易、絶対的判断基準がある訳でも無い(でしょ?)。しかも「きれいなお姉さん」の概念が時代と共に変遷しているのは、浮世絵の美人画を見れば一目瞭然。尚且つ、そこに個人的嗜好が加われば、一体どのような結論に達するのだろうか。

 その昔、吉原で太夫と呼ばれた才色兼備の女性も、単に教養がある下膨れで細目の顔立ちであった可能性は否めない。

 話は変わって、現代に置いて容姿端麗である事に何か利点はあるのか。それは確かに少なからずあると思う。人は残念な事に他人の全ての情報を、第一印象だけで判断出来ない。

 近い将来、極小のICチップでも埋め込められれば別だが、首から履歴書をブラ下げていない今は、幾ら優秀且つ性格が良くても、先ず目に入るのは容姿。

 勿論そこから全てが始まる訳では無いにせよ、類まれなる容姿とある程度の知能があれば、より良い生活と優秀な遺伝子を入手する確率は高い(のではないだろうか?)。

 散々言いたい放題だったが、一見カワイ子ちゃん、またはイケメンだろうが、バカはバカだし、性格の悪さも露呈する。それは自ずから顔に現れるのだ。

 まあ、蓼食う虫も好き好きとの言葉もあり、これである程度、世の中、上手く行っているのだろう。

 ところで困った事が起きた、これを書き終えて安心していたところ、添付するに相応しい写真が無いのだ。苦肉の策がこれ、誰だか判りますよね。もし著作権や肖像権に抵触するのあれば直ちに削除するので、ご一報願いたし。

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