Blossom

   今から8年前の或る日、UDOチケットサービスからメールが届いた。何とマイ・フェイヴァレット・ミュージシャンのキャロル・キングジェイムス・テイラーのジョイント・コンサートが日本武道館で行われると言う。

 しかもサポートミュージシャンはダニー・コーチマー(クーチ) g、リーランド(リー)・スクラー b、ラッセル(ラス)・カンケル dr、というウエストコーストを代表する一流セッション・マンばかり。私にしてみれば、たとえ雨・槍が降ろうと、また仕事をサボろうとも、これを行かない手は有り得ない。

 早速予約し、一日千秋の思いで当日を待った。そして2010年4月16日、生憎の天候で、しかも地下鉄「竹橋駅」で降り、武道館への坂道の途中、季節外れの雪が舞って来た。半ば凍えながらアリーナ席に着くと、思ってもみない良い場所で尚更期待が膨らむ。

 いよいよコンサートが始まった。オープニングは「ブロッサム」、恐らく日本の季節に合わせた選曲と推測されるが、雪降るこの日に限ってはミスマッチ。多分JTも当惑したと思うが、急遽、当日のセットリスト変更が出来なかったのだろう。

 それでも両者共、年齢を全く感じさせない歌声と演奏。バックも派手さは無いが堅実。実に素晴らしい一夜となった。

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 尚、この二人をご存知無い方々の為に(恩着せがましい)YouTubeで動画を発見。私が行ったLiveでは無いが、雰囲気だけでも感じて貰えれば幸い。

    

www.youtube.com