盂蘭盆(霊魂盆に返らず)

 盂蘭盆。かって我が国のインターネットの黎明期、これをスキャンしてアップロード、ごく少人数のグループで密かに楽しんだり、この画像の首から上だけアイドルの顔に挿げ替える技術を競ったりしていた。ち・が・う! それは裏本の話だ。

 

   今回は日本古来の信仰とその風習に、深く切り込む (おいおい、大丈夫か?)。     兼ねてから疑問に思っていた事がある、それはお盆に墓参りをしても良いものなのかどうかだ。

 私の理解 (勝手な思い込み) では、お盆の墓参りはあくまで先祖の霊を迎えに行く為のもので、その後、迎え火を家まで灯すか、お迎え用の提灯に火を入れ案内するか、要は墓参りで全てを完結させる訳にはいかないのである。

 何故なら、日頃ばらばらに暮らす家族が揃ってぞろぞろ墓参りで済ませてしまえば、故人をそのまま墓に押し込め「アンタはこのままここに居ろよ」と言っているも同然なのだ。

 ここまで書いて、ふと不安になった。そう、私は自分の仮説は往々にして大滑りする事があるのを思い出していた。                                          取敢えず、古くから我が家が信仰しているらしい「浄土真宗本願寺派」の必携を調べてみる。

 「盆会は盂蘭盆会を略したもので、釈尊の弟子目蓮尊者の母が、仏法によって餓鬼の世界から救われたという故事からおこったといわれており、歓喜会ともいいます。また盆おどりも、目蓮尊者が、その母の救われたことを躍りあがってよろこんだ姿に由来するともいわれています」

 「盆には、なくなった人を追慕し、報恩のおもいのなかに、家族ぐるみでまことのみ教えを聞きましょう。それが親も子も祖先もともに迷いから救われて、まことのよろこびを得る道です。浄土真宗では供養するためではなく、報恩の意味で盆の行事をつとめさせていただきます」

 「わたくしたちの盆は、礼拝と聴聞を大切にします。家庭の仏壇だけではなく、必ずお寺に参詣しましょう」

 おや、家にお迎えなどと全く書いていない。それどころか寺に行かねばならないのか。仏事ハンドブックを調べても同様。仮に、僧侶に聞いたとしても、彼らはお布施しか興味が無い筈なので、どちらでもいいと言うだろう。私は振り上げた拳をそのまま降ろさざるを得なかった。

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 この画像を見て河村瑞賢を思い出した方を私は支持します。