ゴロワーズというタバコを吸ったことがあるかい

 どうやら明日10月1日から、タバコが値上がりするらしい。喫煙の習慣が無い私にとっては、全く関係ない話ではあるが、愛煙家にしてみれば重大問題なのだろうと思う。

 そもそもこの値上げは、国が定める「たばこ税」が増税される事に依るところが大きい。

 増税額は一番需要が多そうな紙巻きたばこが1.0円/本。従って1箱20本入りの場合は20円。

 ところが、実際の小売値は約40円値上がりする。この事に対し旧専売公社、現日本たばこ産業は、「たばこの販売数量の大幅減少に対し、品質・ブランド価値を維持する為には増税分以上の定価改定が必要」とよく判らないコメントを発表をしている。

 この値上げは(当然のことながら)、全国1900万人と言われる受益者(喫煙者)が全額負担する事となる。

 いっその事これを機に、たばこを止めてしまえば楽なのではないかと考えるも、なかなかそうはいかないのだろう。なんといっても喫煙によるニコチン依存症は、中央社会保険医療協議会から正式に認められた歴とした疾患なのだ。

 病気なのでたとえ値段が幾らになろうとも吸う人は吸うし、なまじ禁煙などしてイライラされても困る。「イライラしたから」というのは、今や立派な殺人の動機となり得るからだ。念の為に申し添えるが喫煙者が犯罪予備軍とは言ってはいない。

 尚、本ブログのタイトルは、稀代のソングライターだった、かまやつひろしの作品から拝借。このたばこを吸えば、たちどころにフランスに行った気分になるらしい。  但し、私自身、ゴロワーズというたばこを吸ったことが無いので責任は負いかねる。悪しからず。

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