你会打麻将吗(あなたはマージャンが出来ますか?)

 事情があってここ四ヶ月あまり断酒をしていた。ところが突然二日続けて酒会があり、根が嫌いではないのでノコノコ出掛けていった。

 その事を親しい知人に連絡すると、「おー、二日続けて連チャンですね・・・」とのメールが届いた。

 それを見て私はふと考えた、『彼女は麻雀をしたっけ?』。言うまでもなく「連チャン」とは「連荘」と書き、麻雀において親が連続して続く事を言う。

 このように我々の生活の中には、多くの麻雀用語と思われる言葉が溶け込んでおり、特に違和感もなく使われている。例えば、トイメン(对面)、メンツ(面子)、テンパる聴牌る)等が代表的である。

 これらの言葉が老若男女を問わず使われているところを見れば、もはや麻雀とは関係のない日常用語となった感がある。

 かって私が大学生だった頃、校舎の周りは喫茶店雀荘だらけで、教室に顔見知りの者が四人揃えば、平気で受業をサボり麻雀を打ちに行ったものである。

 その後、社会人となると遥かに年上の先輩達から誘われるようになり、また客接待にも出かけていった。しかし、我々世代より若い人は殆ど麻雀をしなくなった。しないと言うより知らないと言った方がより正確かも知れない。

 それでもなお用語だけは脈々と生き続けているようだ。

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