多分、誰も書かなかったボジョレー・ヌーボーの秘密

 別に自慢では無いが(はっきり言って自慢です)、とっておきの話をする。

 今日、11月15日はボジョレー・ヌーボーの解禁日である。それが何物かは今さら言う必要も無いと思うし、また出来不出来を語る程の肥えた舌を、私は持ち合わせてはいない(体はしっかり肥えています)。

 唯、この生まれたてのフランスワインを、日本の街のレストランに初めて導入した人物と、その店を私は知っている。

 1973年、横田 宏 氏は三井物産の社員の紹介で、この名を冠したワイン僅か2ケースを仕入れて、自分が経営する店に置いた。

 当時、このボジョレー・ヌーボーなる名を知る者は殆どおらず、また味にうるさい客からは、「こんな醸造されていないワインなど飲めない」と散々な評価を受けたという。

 その店の名は「カナユニ」。客が知らない酒を紹介してしまう事が屋号を物語っている。即ち「カナ」り「ユニ」ーク。勿論、料理と接客の高い質という確固たる裏打ちが無ければそんな事は出来ない。

 カナユニは1966年元赤坂の地で開店し、現在は宏氏の御子息、横田 誠 氏が南青山に於いて、先代が築き上げた味とサービスを提供している。

 昨今ボジョレー離れの話も聞くが、未だに日本は生産量の半分を輸入する、世界一の消費国らしい。

 果たして今年、カナユニは、どの生産者のワインを、何本仕入れたのだろうか。

 

 尚、カナユニについて興味を持たれた方がいらっしゃれば、拙著の以下のブログを併読頂ければ幸甚に存知ます。

 

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napdan325.hatenablog.jp