インフルエンサー、インフルエンザに罹る。
インフルエンザの患者数が全国で213万人になったという。これは長野県の全人口に匹敵する数だ。医学は日進月歩と言われているのに、一体どうした事だろうか。
幸い私はこの病にここ5~6年罹患していない。しかしかっては毎年のように40度近い熱が出て、本当に死ぬかも知れないと思った事が何度もある。
今さら参考にはならないと思うが私の予防法は、10月末に予防接種を受け、後はひたすら手洗いとウガイのみである。因みにマスクは全くしない。
ところで、インフルエンザによく似た言葉を、最近頻繁に耳にするようになった。それはインフルエンサー。
この二つの言葉は実に紛らわしい。日本人が得意な短縮形にすれば、どちらもインフルだ。
あまりにも似ているので少し調べてみた。インフルエンザ(influenza)はインフルエンザ・ウィルスによって起きる感染症で、高熱を発し時として死亡する事もある流行性感冒であるが、語源はラテン語で「影響」である。
これは昔、ウイルスの存在が確認されていない頃、占星術によって星の動きや季節がその病に大きく「影響」すると考えられた為である。
一方、インフルエンサー(influencer) はインフルエンス(influence)、影響する、感化するという英語の動詞に r (er)を付ける事により、「~する人」となり、世間に対して影響力のある人の事を言う。
この言葉が比較的新しく感じられるのは、SNSの広まりとカリスマ的発信者の誕生、そしてそれをビジネスに繋げようとするマーケティングが、この10年あまりで急激に成長したせいである。
出処はどちらも一緒なのだが、恐らくインフルエンザの方が後世にも生き残る言葉ではないか、ふとそんな事を考えた。
