ハロウィーン

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 漸くヘッダーの画像に相応しいタイトルで書く日が来た。今日10月31日はハロウィーン、興味がある方は、先ずは改めてその概要などをウィキペディアで。

ja.wikipedia.org

 上述によれば、この祭事が日本で一般的になったのは2000年以降、はた迷惑な暴動まがいのバカ騒ぎは、ここ数年の事のようだ。

 どうりで1982年公開の S. スピルバーグの映画「E.T.」の中の変装シーンに対し、周囲の観客の反応が今一つ鈍く感じられた訳である。

 とにかくクリスマスに始まり、バレンタインデー、更には訳の分からないホワイトデーに至るまで、商魂逞しいお菓子屋達の扇動によって、新しい年中行事めいたものが次々と誕生した。最近では日付のゴロ合わせで、8月29日が焼き肉(八き二九) の日などというものまで出来て、何をか言わんやである。

 そしてこの一週間程、SNSを眺めると、猫も杓子もカボチャで作ったジャックオーランタンや、あまり似合っているとは思えない変装をした、自撮り画像のオンパレードで、少々うんざりするが、無論、今般の台風で被害を受けた方々を慮り、自粛しろなどと言う心算は毛頭無い。そのような無駄遣いこそ、経済発展の源となるかも知れないのだから。

  さて、ハロウィーン関連の思い出として、どうしても忘れられない出来事がある。1992年アメリカ南部で、変装をし訪問先を間違えて、他人の家の庭に侵入した日本の留学生が、あろうことか射殺されるという悲惨な事件が起きた。

 加害者が刑事裁判で無罪になった事もあり、当時は随分騒がれもしたが、米国では未だに銃規制はされておらず、何ともやるせない。もし、この事件で我々が得た知識が、銃を構え「動くな」を、英語では「フリーズ (Freeze)」という事と、決して「プリーズ (Please)」と聞き間違えをしてはいけない事位であるとしたら、あまりにも切ない。

  ところで一年前、このブログでハロウィーン関連の記事を書いているのを発見した。迷った結果、図々しくも以下にリンクを貼ったので、御既読の方も再度読んで頂ければ幸甚である。

 それではッピーロウィーン

kaze-no-katami.hatenablog.jp

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