♪ 1月は正月で酒が飲めるぞ 酒が飲める飲めるぞ 酒が飲めるぞ ♪ と歌う「酒が飲める音頭」をご存知の方は多分少ないと思うが、1月10日に投稿した「正月には福食べて」に続き、またしても「新年会するぅ」(スルーではない)なのである。
今回肴に選んだのは、先日たまたまテレビで視て、無性に食べたくなった「串揚げ」。 揚げ物はトンカツをはじめ海老や牡蠣、鯵フライに至るまで、決して嫌いではないものの、如何せん熱量が高くデブる素なので、普段は極力避けている料理だ。
因みにダイエット本の中には、油を吸った衣を剝がし、中身だけ食べると良い等とふざけた事を書いた物もあるが、だったら最初から食べなければいいだけの話だ、と思う。
それでも一旦行くと決めたからには、早速ネットで候補の検索開始。「ソース二度づけ禁止」を声高に謳うコテコテの関西風の店も悪くはないが、滅多に食べる物ではないし、何と言っても正月である。慎重に吟味した結局、東京は赤坂にある少しオサレな店を予約して、期待に胸を弾ませながら乗り込んだ。
夕刻、店内に入ると場所柄か、いかにも花柳界関係者と思われる黒留袖の女性が二人、先に来て既に始めている。店員と親し気に話すところを見ると常連のようだ。こんなものばかり食べているから太っているのだろう。
思わず私が「よっ、姐さんイキだねぇ」と声を掛けると「馬鹿だね、あたしゃ帰りだよ」と返され、「ねえ、キスしてもいいかい」と口をすぼめれば「嫌よ、マタにして」と答える、と言うのは全て嘘。
ともかく定番の「おまかせコース」を注文。腹が一杯になりストップをかける迄、出された物を食べ続けるシステムである。いざ!
串揚げを写真に撮ると、どれも同じ様に見える事が判明。
食べ始めは勢いが良かったが、流石に油ものは直ぐ腹に溜まる。当初の意気込みとは裏腹にあえなくストップ。辛うじて締めに「稲庭うどん」を流し込み、この日は終了。非常に満足であった。
尚、冒頭の「酒が飲める音頭」、来月は ♪ 2月は豆まきで酒が飲めるぞ ♪ なのである。