江戸の敵を川口で討つ

 残念な結果に終わった前回の中華料理だったが、懲りずに食べ物について書く。

 今回は「Youは何しに日本へ」等、低予算ながらユニークな番組作りが知られるテレビ東京で紹介された老舗料亭に行ってみる事にした。

 所在地は「本当に住みやすい街大賞2020」で、栄えあるグランプリに輝いた埼玉県川口市。料亭という言葉とは縁遠い場所との印象も受けるが、鋳物産業で栄えた時代には、当然それなりの店があったとしても不思議は無い。

 先ずはどのような所か確認すべく、昼前、早咲きの桜に誘われてノコノコ出掛けた。

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  JR川口駅東口から約500m。店の看板が見えて来た。

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 自動ドアが開きカウンター席へ。

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ランチタイムのサービスメユー、日替わり定食をオーダー。

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 これで税込み1,000円は評価出来るし、また店の感じも悪くない。話を聞くと何と大正元年の創業で、当時は木造二階建。かって栄華を極めた鋳物工場の経営者達が、百畳の座敷に芸子をあげての宴会の日々だったとの事。

 実はこの日の朝、古い友人から翌日会おうとのメールが入っていたので、早速この店を予約してみた。

 さて翌日夕刻、駅で待ち合わせて店へ行く。

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 先ずはビールで乾杯。料理はカウンター席限定メユー「ミニ懐石」を注文。我々が席について間もなく、奥の座敷から常連客と思われる団体が帰り支度をして出て来た。聞けば午後四時から宴会をやっていたらしい。

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 先付とお造り

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 焼物

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 煮物(この日は鍋)

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 揚物、天麩羅は目の前で揚げる。

 以上の五品で3,500円、味もまずまず。食事は別注文で麺類、各種お茶漬け等が用意されている。

 尚、この日は珍しく芋焼酎を頂いた。

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 取り敢えず気軽に行ける店としてリストに入れる事にしたが、次回は単品を三品程試してみようと考えている。

www.ebiya-mikakumon.com

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