小中学校の授業以外、音楽に関して特別な教育は受けていない。それでも決して上手いとは言えないもののギター、ピアノ、ベース、ドラムは何とかこなす楽器小僧である。病が高じて太棹の三味線まで手に入れたが、これは未だ収納の中に眠ったままだ。
「眠ったまま」と言えば1年余り前に導入した DAWソフト「Cubase 10 pro」がメインの音楽制作システムも、本来の機能が使えないまま専らMIDIファイル再生機と化していた。
因みにこのブログの「季節の花」シリーズのBGMは全てそのMIDIを走らせたデジタル音だ。
しかし自分で言うのも何だが、実はその音が気に入らないのである。それは「Cubase」にバンドルされたデフォルトの音源が、そのMIDIファイルが作成された頃、未だ存在していなかったせいで、同じ音色名であっても本来の音とは微妙に異なるのだ。
その「微妙な違い」を解消する為には、昔の音源を使うしかない。調べたところメーカーが音源をソフトウェア化しているのが判り即行でこれを入手した。
ところが、あろうことか、いくら弄っても「Cubase」はこのソフトを認識しない。Windows 3.1 の時代ならいざ知らず、プラグ&プレイが常識の今時、こんな事があるのかと思ったが、繋がらないモノは繋がらない。結局、途方に暮れて放置せざるを得なかった。
しかし、専用のパソコンを始め個人的にはかなりの巨額投資をしているのだ。しかも怪しげなコピー製品では無く正真正銘「正規品」である。出来ない筈がないではないか。
自らを𠮟咤激励し一念発起、全てを再インストールした。アクティベーションでコードを記入する際、コピー&ペーストが出来ず、延々と手動入力するというアンビリバボーな事もあったが、遂に音源ソフトは外部プラグインとして認識され画面に現れた。もう感涙チョチョぎれ状態である。
とにかく年甲斐もなく嬉しくて仕方がないのである。という訳で早速昔作った曲を鳴らしてみた。一応格調高い弦楽を目指したが、筆者の能力ではこの辺りが精一杯か。
尚、タイトルとは全く関係ない内容となってしまった。悪しからず。