フレンチで昼食を

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 先日漸く緊急事態宣言が解除され、これで少しは自由に食事等が出来るかと思っていたが、またしても全く未知の変異株が登場し、世界を揺るがしている。

 しかしながら私には既に会食の予定があり、店も予約していた。「はてさて、これはどうしたものか」

 だが、オミクロン株なる新種の市中感染が確認された、という報道は未だされていないし、であるならば、もしこの機を逃せば、また長い STAY HOME 生活を余儀なくされるかも知れない。しかも今回は昼間のランチ、挙行人員は僅かに二名である。

 一応、同行者にも打診してみたところ、中止する気は毛頭無い模様。考えが甘いと言われればそれ迄だが、予定通り実施する事に。ちなみに選んだ店はここ。

 <公式ホームページ>

www.pontdorinno.com

 この店がある東京都中央区日本橋室町界隈は、旧財閥系不動産会社による再開発が進み、すっかり街の様相が変わってしまった。昔から続く老舗はコレド室町と呼ばれる新しいビルの中に取り込まれるか、近くに移転するか廃業してしまい、この店のような新興勢力が次々と誕生している。

 尚、前々回に投稿した「うどんすき」では大学の同級生二人と一緒だったが、今回は何と小学校の1年先輩とである。とは言え、小学生時代から付き合いがあった訳ではない。

 社会人になって暫くした頃、新橋のとあるスナックのカウンターで偶々一緒になり、話しているうちに同じ小学校出身である事が判明。驚くやら懐かしいやらで、その後も時々会って飲んだりしていた。 

 それがコロナ禍に因ってまる二年途絶えていたが、漸く久々の再会である。

 

 前置きが長くなった。令和3年12月3日午前11時半、我々は店の扉を開けた。

 中へ入るとマネージャーらしき人が深々と頭を下げて迎えてくれた。コロナ対策の為の非接触検温カメラがあり、続いて両手を消毒する。コートを預けると席に案内された。その間の店員の一連の動作には全くそつがなく好感が持てる。

 ダイニングルームには、かなりゆとりをもってテーブルが配置されており、飛沫防止のアクリル板の必要はなさそうだ。

 予約した際、料理も指定していたのでこの日のメニュー表が用意されていた。

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 今回はランチという事もあり。少し軽めのコース、Menu D(7,100円=税込、サービス料10%別途)。 前菜と肉料理は二者択一だ。            

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 前菜、私が選んだのは鳥取県の鰆。    

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 感想:味付けは少し濃い目だが美味しかった。

 

 魚料理は甘鯛。      

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 感想:私は所謂グルメなどではなく、フランス料理の蘊蓄も持ち合わせてはいないが、味の決め手はやはりソースであると思う。その意味で、この料理はとても美味しかった。

 

 続いてはいよいよメインの肉料理。普通に考えればフォアグラ付き牛フィレ肉のポワレを選ぶところであるが、敢えて和牛の赤ワイン煮にしてみた。   

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 感想:とにかく肉が柔らかい。味も悪くはない。しかし、ポワレを選んだ先輩は「無茶苦茶美味しい」と感激している・・・。肝心なところで大失敗したような気分になった。

 

 気を取り直して別腹?デザート。全部で五種類のケーキ類を乗せたワゴンが来て、好きな物を選ぶ事が出来る、勿論全部でも構わない。私はチョコレート、モンブラン、チーズケーキにした。

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 感想:予想以上に甘い。因みに私はコロナ禍の二年間ですっかりデブってしまった為、10月からダイエット中である、しかし今日は特別。また明日から励めば良いと割り切って完食。

 結論として、初めて行った店でありながら料理も接客も期待したより遥かに良かった。ここは間違えなく人に勧められる。尚、ドレスコードがある。スマートカジュアルとなってはいるがダメージジーンズ等を避ければそれ程厳しくはないようだ。

 ところで仕上がりは幾らになったのか。シャンパンから始めワイン等飲みまくってしまい、思い出すのが怖くて言えない。

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