五月雨、五月鯉、五月玉、五月躑躅、五月波、五月晴、五月富士・・・。すべて五月(さつき)を表す季語である。時節柄、概ねどれも爽やかな印象を受けるような気がしないでもない。
しかしその中で、「五月闇」という言葉がある事に気づいた。これは五月雨が降る頃の厚い雲におおわれた暗さを指し、昼なお暗く夜は漆黒の闇となる、との意味だという。
『何となく今の気分に似ている』その時はそう思った。低く垂れこめた灰色の雲が、心にまで重くのしかかってくるような、そんな日が続いていたのだ。
そして5月18日。漸く朝から日差しが戻って来た。『いざ生きめやも』
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