秋風通信

 今朝散歩しようとTシャツ一枚で外に出たところ、大袈裟ではなく思わぬ寒さに身震いをした。気温は定かではないが、間違いなくこれまでとは異なる清涼な空気だ。

 そう言えば、このところ朝日は遅く、夕日は早い。普段起床する午前五時は未だ暗く、午後七時にはもうすっかり日が落ちている。最近流行りの言い方をすれば、「平成最期の夏」は終わってしまったようだ。

 今年の猛暑は確かに厳しく辟易したが、これから迎える季節は何処か切なく、何故か人恋しい。

 「暑さ寒さも彼岸まで」、母親手製のおはぎを食べることが出来なくなって、何度目の秋が巡ってきたのだろう。

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