ブレイブ・ブロッサムズ

いよいよこの9月20日から、日本でラグビーワールドカップが始まる。未だにあの長球ボールに触れた事さえ無いにも拘らず、私は何故か昔からこのスポーツに憧れを抱き、解り辛いと言われるルールもひと通り理解している。そして白熱したゲームが展開された…

気になる言葉遣い

一旦気になりだすと、どうしようもなく気になって仕方が無い言葉遣いがある。例えばファミリーレストランへ行き、仮に「親子丼」を注文したとしよう。暫くすると店員が出来上がった品物をテーブルに置きながらこう言う「お待たせしました、こちらが親子丼に…

遠い日の夏休み (2/2)

前回からの続き。 お目当てのあんみつ屋は玉川通り沿いの、凡そあんみつとは無縁の洒落たビルの二階にあった。この沿線は数年前に開通した首都高三号の高架が空を覆い、今は真夏の日差しを遮っている。店に入るとすぐ僕等は窓際の席に案内された。 「来年の…

遠い日の夏休み (1/2)

大林宣彦監督の作品に「青春デンデケデケデケ」という映画がある。エレキギターブームの火付け役、ベンチャーズに魅せられた高校生達を描いた物語だが、私は主人公が夏休みの終わりに同級生の女の子に誘われ、二人で海水浴に行くシーンが気に入っている。そ…

野に咲く花の名前は知らない

最近、自分に備わっていない非常に残念な事が、幾つか思い当たる様になった。そのひとつが「草花の名前を知らない」である。植物園や花屋の店先で綺麗な花を見ても、その名前が判らない。いい歳をして全くお恥ずかしい限りである。 何故そんな事になってしま…

韓国1995(2/2)

韓国の話を続ける。 3. 冷たい店員 研修中の食事は幾分キムチの臭いに閉口したものの、基本的には何でも食べられる体質が幸いし事なきを得た。ただ気になったのはレストランの店員がどうも冷淡というか、殆ど愛想が無いことである。 別にこちらが「私は客だ…

韓国1995(1/2)

日本と韓国にまつわる一連の報道を、一切の偏見を排して見て来た心算だが、個人的にはどうしても韓国を擁護する気にはなれない。それどころか頼山陽が引用した「遺恨十年磨一剣」の心境と言ってもいい。 それはかの国が言うところの「歴史認識」が、あまりに…

昔書いた童話

大学生だった頃、友人から「童話」を書いてくれと頼まれた。彼が所属する同人サークルの小冊子に載せる為だった。 私は童話には殆ど興味が無く、それ迄に読んだと言えば、せいぜいテグジュペリの「星の王子さま」位しか思い当たらなかった。しかもあの物語自…

怨念の行方

別にお盆だからと言う訳では無いが、いきなりおどろおどろしいタイトルである。しかしこの八月はお盆に限らず、我々が死者との関わりを持つ機会は多い。例えば広島と長崎の原爆投下、或いは御巣鷹山の墜落事故。そして極めつきは310万人もの国民の命が失…

Happy Birthday, SNOOPY 🎉

甚だ唐突ながら、8月10日はご存じSNOOPY(スヌーピー)の誕生日である。つい「ご存じ」という言葉を使ってしまったが、このキャラクターの事を全く知らないという御仁は多分少ないと思う。何故なら、街を歩けば老若男女を問わず、Tシャツや手提げバッグ…

ENCORE !! ENCORE !! (後編)

前回(前編)に対して、フェイスブックの「友達」から以下のコメントを頂いた。 一瞬戸惑ったが、直ぐに「そうだったのか」と納得した。あのオフコースも解散してから既に30年。しかもその間、チンペイとベーヤンのアリスや財津のチューリップのように再結…

ENCORE !! ENCORE !! (前編)

去る6月27日、私はあのジュリーこと沢田研二が客の入りが少ないと怒って帰ったという「さいたまスーパーアリーナ」へ、ENCORE !! ENCORE !! とタイトルされた小田和正のコンサートを見に出掛けた。 今年71歳になった同氏が昨年のツアーの追加公演を始め…

I💗 MARTIN(その10)最終回

思いの外長い連載となったこのマーティンに関する記述を、そろそろ終了しようと考え、取敢えずタイトルに「最終回」と入れてみた。 今更ではあるが、私の手元にはこれ迄に収集したマーティンの詳細な資料が相当量あって、それを紐解けば大論文とは言えないま…

I💗 MARTIN(その9)

さて此処まで、約半世紀に及ぶ私とマーティン・ギターの関わりについて、ダラダラと取り留めも無く、しかし私にしてみれば駆け足で振り返って来た。 この一連の作業は、自分でもすっかり忘れていた交々を思い出す契機となり、内容はともかく非常に懐かしく興…

I💗 MARTIN(その8)

謎めいたマーティンD-45SQの出自について、凡その概要が判明し、そうなると今度は現物を確かめなければ気が済まなくなる。そんな風に直ぐに居ても立っても居られなくなる性分は昔から変わらない。早速店に電話を掛け未だ売れていない事を確認して、また御…

I💗 MARTIN(その7)

その後も私の中古楽器店ネットサーフィンは、殆ど日課のように続いていた。時折、思わず声を上げてしまいそうなレア物を見つけたりもしたが、ギターは既にマーティンだけでも4本、他を加えれば合計10本体制の状況下、これ以上自分で購入する気は流石に起…

I💗 MARTIN(その6)

2003年、サイモン&ガーファンクルは久々に再結成し「オールド・フレンズ・ツアー」を開始した。そして2009年には来日、私は武道館で久し振りに彼等の生演奏を聴いた。このツアーではサイモンは一貫してマーティンOM-42PSを弾いており、世界に2…

I💗 MARTIN(その5)

新品のHD-28Vは予想通りあまり鳴らなかったが、トップ板の振動を増幅する為に付された様々な施策により確かに音量は大きく、秘められたポテンシャルは充分に感じられた。と言うよりもそう信じるしか他に手立ては無かった。 ところで、そもそも私がギター…

I💗 MARTIN(その4)

結論から言うとマーティン00-21GEは私の予想を全て裏切った。否、決して悪い意味では無く、信じられない位素晴らしい楽器だったのだ。 音は勿論の事、殆ど傷も無くマーティン社の刻印を刻んだプレート付き専用ケースも揃っており、その中には糸巻に弦を…

I💗 MARTIN(その3)

たとえ期待通りに鳴らないとは言え、取敢えず憧れのアイテムを仕入れた私は、少なからず虚栄心を満足させ、それまであまり顧みなかった楽器のメンテを見直し、様々な専用グッズを買い漁っていた。 マーティンのギターは思ったよりも遥かにデリケートで、例え…

I💗 MARTIN(その2)

2001年2月2日夕刻、黒澤楽器池袋店に到着。案内板に従って3階に上がると、そこはガラス張りの陳列棚に高級楽器ばかりが並ぶ部屋。他に客はおらず若い店員がひとり手持ち無沙汰に座っていた。 私がマーティンD-41の試奏をしたい旨伝えると、彼はフ…

I💗 MARTIN(その1)

MARTIN、一口にそう言っても色々だ。例えば ”I Have a Dream" のマーティン・ルーサー・キング牧師、車であればアストン・マーティン、歌手で言えばディーン・マーティン等々。そして、今回紹介するのは C.F.マーティンという会社が作っているギターの事であ…

訃報

その知らせは突然に、しかもあまり普通ではない形で私に届いた。 6月12日の夜、私は古くからの知人と馴染みの寿司屋で酒を酌み交わしていた。その時ふと、以前であればこの場に居ても何も不自然では無いもう一人の知人の事を思い出した。 その彼は従前より…

船員と言う職業

6月9日、このテレビ番組を見た。 youtu.be 登場するのは最新鋭の自動車専用船。運航者は大手船会社の商船三井。番組では本船が乗用車を積載して広島を出港、メキシコからパナマ運河を経由して北米に至るまでの海上で乗組員が仕事や生活する様を判り易く紹…

30,000アクセス

2018年3月27日、私はこのブログを開始した。特に何の目的も無く、そこにあるのは唯、『心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくる』という遊び心だけだった。 これは学校で書かされる作文でも、会社で要求されるビジネス文書でもない。何を…

アナログ音源完全デジタル化大作戦

なにやら大層大袈裟なタイトルだが竜頭蛇尾はいつもの事なので、その心算で読んで頂ければ幸甚である。 さて、今回はテープレコーダーにまつわる話。私が初めて手にしたその機械は親が英語の勉強の為と言って買ってくれた5号のオープンリールを使うモノラル…

DTM (その4)

音の出ない新しいDTMシステムを前に、思わず柴田翔の「立たち盡す明日」のタイトルが私の灰色の脳細胞に浮かんだ。柴田翔と言えば60年代の学生運動を扱った芥川賞受賞作「されど我らが日々」が有名だが、他には「贈る言葉」という中編小説もある。あの武田…

DTM (その3)

昔、パソコンは現在と違い思いっきり扱い辛かった。プリインストールされた殆ど必要性の無いアプリケーションだけを使っている分には問題ないが、自分用にカスタマイズしようとすると軒並みエラーの連続だった。 特に新たな周辺機器を接続しようものなら、IS…

DTM (その2)

前回の投稿から思いの外時間が経ってしまった。勿論その間、何もしなかった訳ではない。それどころかいつになく大いに活動しまくっていた。 さて、我家のDTMシステムが使えなくなった事は前回述べた通りであるが、種々勘案し熟慮の結果、私は遂に結論を出し…

DTM

今回のタイトルDTMは、デスクトップ・ミュージックの略で、ご存知の方もまたご自分でもやっているという人も多いと思う。一応何の事かと言えばパソコンを使って楽曲の制作や電子楽器を演奏するという事だ。 さて私のDTM歴は以外と長く、かれこれもう25年以…