2019-01-01から1年間の記事一覧

2019年総括4 (書き物編)

今年1月からこれ迄の12ヶ月間に、私はこの「風のかたみの日記」と題したブログを、凡そ4.3日に1作の割合で合計83編投稿した。 私が閲覧させて頂いているブロガー諸氏の中には、毎日更新される方も多くいるが、遅筆の自分にはとても真似など出来ず、…

続 クリスマスはディナーショー

今週のお題「クリスマス」に因んで。 前回の「クリスマスはディナーショー」を読んだ知人から「後編を待っています」と連絡があった。私としては、この件は既に完結したものと考えていたが、そう言われてみれば確かに『求められているのは、会場の雰囲気や料…

クリスマスはディナーショー

子供の頃、有名外人歌手が来日、コンサートの他にホテルでディナーショーを開いた。大きく報じられたのはその料金で、1人当たり5万円だったと記憶している。大卒の初任給が9万円弱の時代の話である。 一体どのような人達がそこに行くのか想像もつかなかっ…

2019年総括3 (飲物編)

いくら前回の (食物編) が思いのほか好評を頂いたからと言って、今回の題材はあまりにも発想が貧困過ぎるのではないのか。食物の次は飲物、闇雲に写真を羅列すれば、それでいいというものでは無い。そもそもブロガーとしてのプライドは無いのか。 もし今、読…

2019年総括2 (食物編)

まず始めに、私は世に謂う所の食通や美食家等では無い。数多の食材や微妙な味加減は判らず、手の込んだ調理法も知らない。エンゲル係数に興味はないが、勿論金には糸目をつける。とは言え、高くて不味いは論外にしても、安ければいいという訳でもない。 それ…

最後の一葉

前回「2019年 総括1(植物編)」と称し、自分で撮影した四季折々の花の写真を中心に、今年一年を振り返ったばかりだと言うのに、何かやり残した事があるような気がしてならなかった。 私は巳年でも蠍座でもないので、決して執念深い性格ではない。と、思…

2019年総括 1 (植物編)

早いもので今年もあと20日余り。思い返せばこの一年、様々な事があったが、何とか大過なく年を越せるのではないかと思う。 さて今回は、よくある年末特番よろしく、自分が撮影した写真で今年を振り返ってみようという、思いっきり手抜き企画の第一弾。先ず…

「キューポラのある街」探訪

先日、録画しておいた映画「キューポラのある街」を観た。特にこの作品が好きな訳でも、また主演した吉永小百合のファンでもないが、何故かこれまでに何度か観ている。 とは言っても全くご存知無い方も当然おられると思うので、この映画については以下を参照…

ONE TEAM 再び

今年の「新語・流行語大賞」が発表され「ONE TRAM」が大賞に選ばれた。ご存知の通りこれは、この秋、日本中を沸かせたラグビーワールドカップにおいて、初のベスト8に輝いた日本代表、ブレイブ・ブロッサムズが掲げたスローガンだ。 この結果には誰もが納得…

失われたもの

1ヶ月前の10月31日、沖縄県那覇市にある首里城が焼け落ちた。早朝のニュース速報を見た時点では、既に消防も活動を開始しているようだったので、ここまで悲惨な状況になるとは想像もつかなかった。 琉球王の居城であった首里城は、1945年、太平洋戦…

スマホの脅威

政府広報によれば運転中の「ながらスマホ」が、来月から厳罰化されるようになるらしい。大変いいと言うよりも、当然の事だと思う。 www.gov-online.go.jp 運転中、どんなに前を凝視していたとしても、見えない相手と会話をすると、その内容に伴って、別の映…

まだまだ紅葉狩り

今月6日、奥日光まで紅葉狩りに出掛けた。しかし樹々の色づきは今一つ。満たされない想いを抱いたままでは、精神衛生上良くないと考え、次なるターゲットを物色していた。 15日をもって来春まで閉山する上高地や、伝承の巨人「ダイダラボッチ」が盛り土し…

エチケットをお忘れなく

今日11月21日はボージョレ・ヌーヴォーの解禁日。我が国では一時期、随分騒がれたような気もするが、最近は殆ど話題にも上らなくなってしまった感がある。 出来立てのこの若いワインについて、昨年はこんな事を書いているのを見つけた。 kaze-no-katami.…

SOLO LIVE 2019 ~元気であれば~ (後編)

11月16日、週末の川崎駅はカジュアルな装いの若者で賑わっていた。2階にある改札口から自由通路を5分程歩くと、川崎ラゾーナプラザのエリアに入る。ここは以前東芝の本社があった場所を、三井不動産が仮名「ららぽーと川崎」として開発した5階建ての…

SOLO LIVE 2019 ~元気であれば~ (前編)

今年6月27日、さいたまスーパーアリーナへ「ENCARE !! ENCARE !! 」と題された小田和正のコンサートを見に行った。その模様の一部はNHK・BSプレミアムで放送されたので、ご覧になった方もいるかも知れない。 とにかく小田氏の年齢を感じさせないパフォー…

水の都

イタリアのベネチアが1m87cm の高潮に見舞われて、市内の8割が浸水しているとの事である。主たる原因は大雨の影響でアドリア海の水位が上昇、他に地下水汲み上げによる地盤沈下やお馴染み地球温暖化もあるらしい。 元来、潟の上に出来た都市であり、これ…

笑顔にはかなわない

東京が雲ひとつない快晴に恵まれた11月10日、約12万人の老若男女が沿道に詰めかけたという「祝賀御列の儀」を、私は自宅のテレビで視聴した。 穏やかな晩秋の陽射しを浴び凡そ30分の道程。髪に飾られたティアラの輝きにも増して、皇后陛下の晴れやか…

日光2019

先月30日、紅葉を見に日光へ向かった私が、濃霧によって行く手を阻まれ断念した事は既に述べた。 それでも一旦決めた事を、そのまま放棄するのは決して本意ではなく、まして紅葉となれば、まるで期間限定のハーゲンダッツのように、食べ損なうと次のチャン…

気分はいつもロードスター

突然、朝方の冷え込みで目が覚めた。ついこの間まで冷房を入れていたような気がするが、暦は既に霜月。通りの銀杏の葉は色づき始め、季節は確実に冬に向かっている。 それでも日中の気温は未だ20度近くあって、少しだけひんやりとした空気が清々しく感じら…

紅葉狩り

例年この時期になると、紅葉狩りに出掛けている。行き先はいつも栃木県日光。幾分飽きてはいるが、高速道路を使えば略半日で往復可能な圏内にあり、いろは坂では頭文字Dも楽しめる(嘘です、そんな事をしたら間違いなく死にます!)。唯一の難点と言えば、車…

ハロウィーン

漸くヘッダーの画像に相応しいタイトルで書く日が来た。今日10月31日はハロウィーン、興味がある方は、先ずは改めてその概要などをウィキペディアで。 ja.wikipedia.org 上述によれば、この祭事が日本で一般的になったのは2000年以降、はた迷惑な暴…

一番大切な写真

これまで何度かこのブログに自分で撮った写真を、如何にも自信ありげに投稿した。では写真が趣味かと言うと特段そういう訳でも無く、知識、技術、機材等ことごとく素人の域を脱していないし、そんな事は言われなくても充分自覚している。 それでも出来るなら…

花よりさきと 知らぬ我が身を

10月22日、天皇陛下の「即位礼正殿の儀」が滞りなく終了し、この後11月9日の「国民祭典」、10日には台風による甚大な被害を受けて延期となった「祝賀御列の儀」、そして14日から15日にかけて「大嘗の宮の儀」が続く。 ところで、陛下が乗られる…

ありがとう、ブレイブブロッサムズ

ラグビーワールドカップ2019、先程、日本代表ブレイブブロッサムズの戦いが終わった。3-26、惨敗である。 幾ら惜しくても負けは負けである。現に少し前、大分で行われたウエールズ対フランスの試合は、僅かに1点差でウエールズが勝利を収めた。従っ…

ONE TEAM

ラグビーワールドカップ2019は、明日10月19日からいよいよ決勝トーナメントが始まる。ここ迄、まるで日本全体が、ひとつのチームになったかのような本大会であるが、その立役者は何と言っても、開幕以来、怒涛の快進撃を続ける我らがブレイブブロッ…

氾濫危険水位

先月、関東地方を襲った台風15号は、予想を遥かに超える爪痕を残して去り、未だその復旧作業が片付いていない中、今度は1958年以来、最も大きく破壊的な台風19号「ハギビス」が来襲との報が列島を駆け巡った。 気象庁はその説明をする際、「狩野川台…

秋の虫

タイトルから鈴虫の話などを連想された方には申し訳ない、世の中に「虫が好かない」という言葉がある。はっきりとした理由は無いが何となく気に入らない、どうも好きになれない、そんな時、人は思わずそう呟く。 何せ自分自身が嫌いだと言っている訳ではなく…

彼岸花

最近フェイスブックのタイムラインに、北海道からは早くも初霜の便り、また愛知県からは矢勝川堤防の満開の彼岸花の写真が投稿されていた。 今年は気温が高いまま推移した影響で、10月に入っても彼岸花の見頃が続いているそうだが、天気予報も、沖縄地方は…

津軽

最近「人間失格 太宰治と3人の女たち」というタイトルの映画が公開され、その主人公である太宰治が俄かに脚光を浴びているという。彼は1909年、青森県の大地主の家に生まれ、文士として創作活動を続けながら放蕩の限りを尽くし、最後は情人と心中し38…

クラウチ・バインド・セット

過去二回に亘り、ラグビーワールドカップ2019に因んだ文章をここに投稿した。すると想像以上の反響があり、多くの方々から沢山の☆やブックマーク、そしてコメントを賜った。先ずはこの場を借りて御礼を申し上げたい。 やはり、この事を見ても本大会への…