何でも地球温暖化に結びつける姿勢には甚だ疑問を持っているが、確かに此のところの天候はおかしい。兎に角、どれも季節外れで尚且つ極端過ぎるのだ。
そして梅雨明けしたと発表された矢先、今回の豪雨である。最初、気象庁の会見を、また外れるだろうと高を括っていたが、不幸な事に予報通り、或るいはそれ以上の被害をもたらす事になってしまった。
大規模な災害が起きる度、常々思う事であるが、時間の経過と共に増え続ける死亡者と安否不明者の数、本人も周囲の人も夫々の物語を持ってこれ迄生きてきたであろうに、ここで一つの時間が止まってしまうと考えると、いたたまれなくなる。
そしてそれを淡々と伝えるテレビの画面が、何とも無機質に見えて来てしまうのだ。