私はこの「風のかたみの日記」の他にもう一つ「ソメチメス」というブログを書いている。タイトルの謂れは、ただ単に Sometimes をローマ字読みしたに過ぎない。
その読み方は、高校時代の英語の教師が授業中冗談でそう言っていたものだ。多分スペルの覚え方か何かだったのではないかと思う。
因みにその教師は、サイモン&ガーファンクルの「I Am a Rock」という曲の歌詞、
Gazing from my window
(窓辺から眺めている)
To the streets below
(下の通りの)
On a freshly fallen silent shroud snow
(降りしきる眩しい雪を)
を黒板に示し、文節末尾の ow が韻を踏んでいる事を力説したりする変わった人間だった。そしてそんな事は中学の時から知っていた私も、相当変だったかも知れない。
それはともかく、私が「ソメチメス」で何を書いているかと言うと、何と身の程もわきまえず長編小説だったりする。しかも書き下ろしだ。尚、念の為に申し添えるが、決して超変小説では無い。
もとより私は文筆活動を生業としている訳では無く、最初はボケ防止の心算であった。従って文章の出来不出来は全く気にも留めず、先ずは書くことだけに意義を感じていた。
無謀な長編小説執筆にあたっても綿密なノートは作らず、行き当たりばったり。大まかなストーリーはあるものの一回毎に雰囲気が違い、全く一貫性が無い。
それは自分でも充分認識しているが、取敢えず前に進むしか無い。もし無事に脱稿して未だその気があったなら推敲すればいい、そう考えていた。
ただ物語は足踏みばかりを繰り返し、一向に進展する気配が見えない。
こうなったら「失われた時を求めて」並みに延々と続く小説にしてやろうかとも考えているが・・・。
そうだ。肝心な事を忘れていた。実は今回、自分に課した締め切り、1回/週をミスってしまいそうなのだ。それを伝えたいが為に回り道をしてしまった。まあ、いつもの事だけど。