日光2019

 先月30日、紅葉を見に日光へ向かった私が、濃霧によって行く手を阻まれ断念した事は既に述べた。

 それでも一旦決めた事を、そのまま放棄するのは決して本意ではなく、まして紅葉となれば、まるで期間限定のハーゲンダッツのように、食べ損なうと次のチャンスは一年後になってしまうのも実に惜しい。

 家に引きこもって、各地の紅葉を伝えるテレビ画面を恨めし気に眺めたり、延々9時間もラジオで小田和正三昧を聞いている場合ではないのだ。とにかく、機を逃さず行動を起こさなければならない。

 しかし、行くタイミングを計るものの、天候が良い時はこちらの都合が悪く、行けそうになれば再び濃霧注意報発令と、どうも上手く噛み合わない。

 また、11月初旬の三連休は、間違いなく混雑のピークと予想されるので、大渋滞のドライブが好きならともかく、当然これは避けるべきである。

 そうしている内に今度は、奥日光の朝の気温が氷点下まで下がるとの気象予報が入った。これでは路面が凍結する恐れも出てきた。

 無為無策に気を揉む数日間が経過し、令和元年の秋が終わる間際の11月6日。ついにと言うか漸くと言うべきか、未だ空が覚めやらぬ明け六つ、やり残した想いが待つ国道120号線、別名「日本ロマンチック街道」を目指し、私は再び車のエンジンスタートボタンを押した。

 さて、相変わらず時代がかった前振りであった。簡単に言えば、日光へ行って来たのだ。残念ながら見頃と言う割には、思った程の色づきでは無く、苦労のし甲斐も無かったが、いつもの事ながら折角なので読者諸氏の目で確認願えれば幸甚である。尚、今年のルートは以下の通り。

 明智平~湯滝~戦場ヶ原~竜頭の滝上~竜頭の滝~中禅寺湖華厳の滝 

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