2018年3月27日、私がこの「風のかたみの日記」を「はてなブログ」で起筆してから凡そ二年。気がつけば先月6日に累計アクセス数が10万に達していた。
勿論有難い事に違い無いが実は当初、本件について下書きはしたものの公開は見送る心算だった。敢えて伝える程の事ではないし、第一他人のブログのPV数等に興味を持つ人は誰もいないだろう、そう思ったからだ。
しかしよく考えてみると、この10万という数字は私が自ら積み上げたものではなく、ひとえに閲覧して下さった皆様のお陰であり、尚且つその方々が残した足跡なのだという事に気づいた。
しかもそれは、つい怠惰に流され易い日々の生活において、絶妙なアクセントとなり、投稿を続ける上で最も重要な「モチベーション」を維持する役割をも担っていたのである。
更に、有益な情報、深遠なる思考、崇高な志、揺ぎ無い信念、弛まぬ探求心、または秀逸な文章力など一切持ち合わせず、全く何の取柄もないこんな拙いブログでも、閲覧のみならず、過分なる「コメント」や「はてなスター」「はてなブックマーク」まで賜るという事は、私にとって決して大袈裟ではなく、ある意味奇跡に近い出来事と言える。
これは以前にも書いた事があるが、このブログは「ですます調」を使用していない。従って、ともすれば丁寧さに欠け、尊大かつ冷淡な印象を与えてしまう可能性を危惧するが、長く親しんだ文体なので引き続きご容赦願いたい。
また、ブログ運営については今なお暗中模索であり、写真や自作のYoutube等を貼ってみたりしているが、残念な事にどれも素人技なのでお恥ずかしい限りだ。しかし、あれこれ試みる事によって、主たる目的であった「ボケ防止」には充分役立っているのではないかと考えている。
今後も気の向くまま好き勝手を続けてゆく所存だが、読者諸氏におかれては何卒変わらぬご支援を賜りたく、お願い申し上げる次第である。
さて、私達は今、かって経験した事の無いような先が見えない困難な状況下に置かれている。しかし、上がらない雨も明けない夜も無いと言われて来た。末筆ながら、どうか皆様ご自愛専一に過ごされるよう重ねてお願い申し上げ、御礼の言葉とする。
「ありがとうございました、そしてこれからも宜しくお願い申し上げます」
写真は「玄界ツツジ」2020年3月