どうやら今週のお題は「夏うた」という事らしい。毎回「如何に手を抜きブログを更新するか」そればかりを考えている私としては、夏に因んだ歌をYouTubeから引っ張り出して、リンクを貼り付ければ一丁上がり。これを見逃す手は無い。自慢では無いが長く生きている分、古今東西の隠れた名曲にも精通している心算である。
早速取り掛かって適当と思われる候補を5曲ほど見つけ、「これで盆休みはのんびり過ごせる」とすっかり安心していた。
ところがである。「好事魔多し」の諺通り、思いもかけない事が私の身に降りかかった。
8月9日未明、枕元に置いたスマホが勝手に点灯し、メッセージらしきモノを表示した。何と「はてなブログ」で誰かが私をIDコールしているのだ。 確認すると以下の通り。
風のかたみ (id:kaze_no_katami) さんからは、「全体を通して打楽器が控えめでは?」とのご指摘をいただきました。
風のかたみさん、毎日ご訪問下さりありがとうございます。
私自身長年ポップスに馴染んでいるとは言え、もともとクラシックの出身ゆえに、ドラム音が強いアレンジはあまり得意ではないのかもしれません。
この曲でも、サビでは一応最低限のビートを織り込んでいます。
この「saewataruさん」という方はバイオリニストでボーカリスト。また「日本作曲家協会」という組織の会員で、作曲コンクールでは何度も入賞実績を持つ、謂わば本チャンの音楽家。しかも私の拙いブログに、毎回優しいコメントを付けて下さる温厚なお人柄。
そのような雲の上の人に対し不肖「風のかたみ」は、あろうことか「打楽器類がしょぼい」と意見して、逆鱗に触れてしまったに違いない。まさに口は禍の元。今はただ、己の軽率さを悔やむしかない。
しかしだ。いくら素人とは言え、一旦口にしたことには責任を持たなければならない。私は決して有能ではないが、それでもバンマスと呼ばれた人間。簡単な8ビート位は叩けるし、ジルジャンのシンバルをこよなく愛し、ラディックのステックだって持っている。
そこで当初の「夏うた」の企画は白紙に戻し、30年以上も前に作ったの自作自演の「夏うた」を、思い切って公開する事により、打楽器アレンジの実力をご披露しようと考えた。尚、録音状態はあまり良くないので悪しからず。
これって若しかして全然反省していないではないか。それでももう行くしかない。タイトルは「夏うた」に相応しく「海に連れてって」
それから数年後。新たなDTMシステムを手に入れたので、最大のネックであるボーカルを排し更に打楽器を強化したインストルメンタル・バージョンを作ってみた。タイトルも改め「Take Me To The Sea」。ただ単に英訳しただけとの噂もある。
saewataru様、これに懲りることなく、今後共、何卒宜しくお付き合いのほどお願い申し上げます。