学生の頃、せっせとショーも無い歌を作っていた。 メロディーは意外とすんなり出来るが、歌詞の方が中々書けない。やっとの思いでデッチ上げてはみたものの、一番の詞に比べ二番目は明らかに見劣りする事が多い。そんな時は一番と二番を入れ替えて誤魔化す事もしばしばあった。
これはその頃書いた一曲。辞書を片手に、如何にして同じ言葉を重複せずに仕上げるか。どうでもいい事に拘り、無駄に時間と労力を費やした思い出だけが残っている。
それは春の日の柔らかな日差し
決して色褪せぬ思い出の中の
思わず古びた青春に
すべては移ろい薄れてゆくと
そんな強がり言いながら
懐かしい憧憬に今でも跪いてる
それは夏の日の暖かな雨だれ
今も鮮やかに蘇る僕のこの胸に
「あなたの夢を捨てないで
もう二度と私は会わないつもり」
そして流れた歳月に
あの頃の微笑みを呼び戻す術もない
それは秋の日の爽やかなそよ風
いつも振り返る一人の夜は
でも僕のこの愛を受け止めもせずに
貴女が誰かを愛してるなんて
それは冬の日の穢れない粉雪
やがて手の中で壊れてしまう
それはあどけない貴女の面影
時を重ねてもあの頃のままに
さて、これとは何の脈略も無く、今回は久々に「季節の花」のYouTube。自慢出来るのは再生時間が3分を切っている事くらいか。
尚、いつもの通りカタカナの花名の横の( )内は花言葉。出来るだけロマンティックなものを選んでみた。