季節の花(令和三年八月)

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 学生の頃、せっせとショーも無い歌を作っていた。 メロディーは意外とすんなり出来るが、歌詞の方が中々書けない。やっとの思いでデッチ上げてはみたものの、一番の詞に比べ二番目は明らかに見劣りする事が多い。そんな時は一番と二番を入れ替えて誤魔化す事もしばしばあった。

 これはその頃書いた一曲。辞書を片手に、如何にして同じ言葉を重複せずに仕上げるか。どうでもいい事に拘り、無駄に時間と労力を費やした思い出だけが残っている。

  

  それは春の日の柔らかな日差し

  決して色褪せぬ思い出の中の

  

  思わず古びた青春に

  すべては移ろい薄れてゆくと

  そんな強がり言いながら

  懐かしい憧憬に今でも跪いてる

  それは夏の日の暖かな雨だれ

  今も鮮やかに蘇る僕のこの胸に

  

  「あなたの夢を捨てないで

  もう二度と私は会わないつもり」

  そして流れた歳月に

  あの頃の微笑みを呼び戻す術もない

  それは秋の日の爽やかなそよ風

  いつも振り返る一人の夜は

 

  でも僕のこの愛を受け止めもせずに

  貴女が誰かを愛してるなんて

  

  それは冬の日の穢れない粉雪

  やがて手の中で壊れてしまう

  それはあどけない貴女の面影

  時を重ねてもあの頃のままに 

  

 さて、これとは何の脈略も無く、今回は久々に「季節の花」のYouTube。自慢出来るのは再生時間が3分を切っている事くらいか。

 尚、いつもの通りカタカナの花名の横の( )内は花言葉。出来るだけロマンティックなものを選んでみた。

 

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