パン屋再々襲撃

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 たとえSTAY HOMEを守り大人しく家にいたとしても、時間が経てば腹は減る。そこで食事の話だが、私はめったに米の飯は食べない。別に嫌いな訳ではなく、例えばオカズが甘塩鮭、厚焼き玉子、辛子明太子、アオサ海苔の味噌汁、etc.という朝餉ならば勿論OKだ。(但し納豆は必須ではない)

 だが私の主食は、昔誰かが言ったという「貧乏人は麦を食え飲め」に従い、基本的に流動食のビールであり、それ以外は専らパン。偶にパスタや蕎麦、素麺も食べたりする。

 これは子供の頃「味噌汁を吸っていては本物のロックは出来ない」という愚かな発想から始まった習慣で、今更変えようもない。

  ところで、一口にパンと言っても千差万別である。私は所謂フランス・パンに代表される外側(クラスト)硬い系が好みで、お供は断然バター派。それも無塩バターに限る。尚、トランス脂肪酸マーガリンは一切使わない。また最近はオリーブオイルをつけるお洒落な人もいるが、あれはどうも馴染めない。

 ところがである。いつもパンを購入する店は大抵大型ショッピングモールに入っている為、この新型コロナウイルス禍により軒並み休業状態になってしまった。

 止むを得ずスーパーの棚にあるヤ〇ザキやPa〇co等の量産品を食べてみたが、やはり今一つなのである。

 何とかならないものかと考えていたところ、あのテレ東がやってくれた。

www.tv-tokyo.co.jp

 この番組では13位として「デイジイ」という1962年創業の老舗パン屋を紹介したが、私にはそれが「もう一度パン屋を襲うのよ。それも今すぐにね」と言っているように聞こえたのだ。まるであの「パン屋再襲撃」のように。

 早速情報収集をする。

www.daisy1962.co.jp

 このパン屋は埼玉と東京に合わせて14店舗あるようだが、駐車場完備の本店を襲撃のターゲットとした。(但し助手席にレミントンのオートマチック式散弾銃は積んでいない)

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 混雑を避ける為、午前8時の開店に合わせて到着。まるで中世の要塞を思わせる建物。もし人だかりが出来ているようであれば即刻帰る心算だったが先客は1名。入店時に撮影の可否を確認した。

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 上が農林水産大臣賞受賞、一番人気のクロワッサンB.C. Bはバター、Cはケーキ、クッキーを意味する。

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 ケーキも売っている。

 開店早々なので未だ商品は出揃っておらず、お目当ての「硬い系」を出せ、と言ったところ、焼き上がりは9時半との回答。とてもそんなには待てない。(やはり散弾銃を持って来るべきだった)そうこうしているうちに客の数が増えて来たので、長居は無用、潔く諦めて撤収した。

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 計画では細長いバゲットをオサレに立て掛ける予定だったが残念!

 それでも帰宅後、美味しく頂いた。

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 写真はベーコンとほうれん草のパン、クロワッサンBC、極みカレーパン 

 以上、久々のパン屋襲撃であった。次回は是非バゲットを手に入れたいものである。

 さて、最後はお約束? 今回は時候に合わせポール・サイモン初期の作品「四月になれば彼女は」(April Come She Will)を弾いてみた。

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