ひと月程前、時折会っては近況報告等をしている友人から、近々、共通の知人を交え飲もうと連絡があった。もとより当方に異論は無く即OKと回答していたが、暫く経っても何も言って来ないので「あの話はどうしたん?」とメールしたところ、その日のうちに日取が決まった。
私としては、美人女将がいる馴染の蕎麦屋で、鴨肉を焼きながら冷たい生ビールを頂き、〆は一足早い年越蕎麦、と行きたいところであったが、既に「肉の万世」を予約したという。
しかも料理は@4,000円の「肉盛り宴会メニュー」に@1,298円の「2時間飲み放題」をつけた、との事。
コロナ太りを解消すべくダイエット完遂中の心算である私は、冬至の夕刻、一抹の不安を抱きながら、指定された「肉の万世 神田駅前店」へやって来た。
尚、「肉の万世」についての説明はこちら。
入口で手の消毒を済ませて入店。紙製のマスク入れも用意されている。
<店内の様子>
定刻通りメンバーが揃い、早速スタート。案の定「飲み放題」には生ビールは無く瓶ビールで乾杯。料理が運ばれた。
1.グリーンサラダとオードブル3点盛り(海老のアンチョビガーリック、和牛ローストビーフ&プロシュート)
生野菜は嵩張るだけで大した量ではない、と判ってはいるが、流石にこれは半端ない。海老のアンチョビガーリックの味は良かった。
未だ食べ終わらない内に「カツサンド」登場。
2.万カツサンド
今でこそカツサンドはコンビニでも売っているが、昔は珍しく、初めて「まい泉」を食べた時はえらく感動したものだ。続いて何故かスープ。
3.ポタージュスープ
年齢と共に食べる速度が遅くなっている私は、漸く手を付ける頃には料理は全て冷めている。この辺りがコース料理の難点である。
そして、そのような個人的事情を無視して本日のメインディッシュ、というかメインプレイト登場。
4.肉盛り(カットステーキ70g、スパイシーチキン40gx2、万世ハンバーグ120g)
はっきり言ってもう食べられないのである。それでもワインのアテとして、少し頂いた。
この店は決して「味」を求めるグルメ向きとは言えない。それはこの価格帯では土台無理な相談である。
しかしビールやワインをたらふく飲めて、2時間過ぎても追い出される事も無く、別料金を払えば更に飲める。この緩さがサラリーマンの街「神田」のイイところかも知れない。昼間も営業しているが、ランチを食べている横で平気で酒が飲める店なのだ。
午後9時、近くにある「マンダリンオリエンタル東京」のバーで一杯、と提案してみたが賛同を得られず大人しく散会。
翌朝、珍しく二日酔い気味。もう若くはない。
「肉の万世」公式ホームページ
お土産は万カツサンド