季節の花(文月)

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 今年もまた記録的な豪雨により各地に甚大な災害が発生、数多くの掛け替えのない命と財産を奪った。このようなニュースを見る度に、これだけ科学が進んだ現代、しかもその最先端を行く日本において、未だに自然災害を防ぎきれないという現実をもどかしく思うが、そのような発想は神をも恐れぬ思い上がった所業なのだろうか。

 「少しでも命が助かる可能性の高い行動を」。その言葉の重みを、今更ながらに痛感せざるを得ない。未だ油断は出来ないものの今は先ず、被災地の一日も早い復旧と、なお一層の治水対策の整備を願うばかりだ。

 そして防ぎきれないと言えば、相変わらず「新型コロナウイルス」の感染。この流行が広く認知されるようになって既に半年以上が経過する。しかし今なお収束の見通しは立たず、それどころか感染者の絶対数は増加を続けている。

  三密の回避、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの順守。自分なりにそれらを実行している心算でも、ここに来て流石に息が詰まって来た。決して特別では無いこれまでの日常が、これほど尊く愛おしいものだったと、失くして初めて気づいているのだ。

 とは言え、毎日嘆き悲しみ、立ち盡している訳ではない。今出来るささやかな楽しみと言えば精々そぞろ歩き程度だが、今回もまたカメラを持ってブラブラと出掛けた。

 「趣味が写真」だとは全く考えてはいない。それでも、この春購入した安価なカメラとレンズに少し慣れてきたような気もする。そこでそれらの写真をまたYouTubeに纏めてみた。『ワンパターン・マンネリ化も継続すればいつかは個性』。ご覧頂ければ幸甚である。


文月の花/風のかたみの日記

 ところで思わぬ臨時収入の特別定額給付金10万円。当初は高級レストラン攻略の軍資金にする心算だったが、この様子では当分外食には行けそうもない。ならば新しい交換レンズの購入にでも充てるとするか。

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