GW特別企画(ひつじ さんとコラボ 2)

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第2回 ART GARFUNKEL

 特別企画2日目はご存知S&GのG、天使の歌声・アート・ガーファンクル。何故「天使~」という冠詞が付くのかは、それこそ歌声を聞いて貰えれば判るのではないかと思う。

ja.wikipedia.org

  今日、「ひつじ」さんの「Nyan て Wan だふる音楽箱」が選らんだ曲はこちら。 

storyofthesugar.hatenablog.com

  ふっふーん、いつもながら鋭い選曲。何と3曲も被っていたので急遽変更。散々迷った結果がこれ。


Art Garfunkel - Travelling Boy

 


Art Garfunkel : Break Away

 


Art Garfunkel - I Only Have Eyes For You

 


Art Garfunkel - All My Love's Laughter

 


Art Garfunkel - Watermark

  ところで何故私は選曲に迷ったのだろうか。その理由を考えてみると、ガーファンクル氏には大変失礼だが「もしかしたら彼は根っからのハーモニー・シンガーなのでは」という疑問が湧いてきた。

 併せて前回、サイモンの特集で感じたのは「サイモン自身はソロになってからの方が伸び伸びと歌っており、S&Gのハーモニーが持つ、あのある種ハードでメランコリックな印象は、実はガーファンクルのカラーだった」という事。

 これらを勘案すると「アーティーは盟友ポール・サイモンの楽曲をハモってこそ、その本領が発揮される」という結論に達する。(無理矢理こじ付けた感が強い)

 そう考えれば彼のソロが今一つ面白くない事が理解できるような気がするのだが、読者諸氏は如何だろうか。

 尚、彼の名誉の為に申し添えれば、アート・ガーファンクルローリングストーン誌が選ぶ「歴史上最も偉大な100人のシンガー」の86位にランクイン。(因みに1位はアレサ・フランクリン、サイモンは何と圏外)

  さて、読者諸氏が望むと望まないとに拘らず、今回もまた性懲りも無くギター演奏だ。選んだのは最後に紹介した「Watermark」。はっきり言ってこの曲に使われているコードは難解で、我ながらよく耳コピしたものだと自画自賛。しかしながら前回同様、演奏に精一杯で歌はボロボロ。ったくこのボーカル、どうにかならないものか。


Watermark/風のかたみの日記

 GW特別企画は取敢えずこれで終了する。果たして楽しんで頂けただろうか。末筆ではあるが、沢山のアクセス、また過分なる「はてなスター」や「ブックマーク」を頂いた事、そして何よりもこのような機会を与えてくれた「ひつじ」さんに対し、心から感謝申し上げる。

 昨5月4日、新型コロナウイルス禍による「非常事態宣言」が5月末まで延長された。状況を鑑みてある程度予想はしていたが、今後更に想定出来ない様々な弊害も起きると思われる。

 適度な緊張感を維持しつつ、それでも今日という日が一筋に未来へ続いている事を信じて、お互い乗り越えて行こうではないか。

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GW特別企画(ひつじ さんとコラボ 1)

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第1回 PAUL SIMON

 ポール・サイモン、その名前を認識してから彼是半世紀が過ぎた。とにかく彼について書きだしたら言葉は尽きないが、今回の目的は曲の紹介なのでそれには触れない。興味のある方はこちらをご参照。

ja.wikipedia.org

 ところで敵は「ひつじ」さんは一体どんな選曲をしたのだろうか。 

storyofthesugar.hatenablog.com

  なるほど、そう来たか。思わず唸ってしまう程、なかなかマニアック。でもって私のは以下の通り。


Paul Simon - Peace Like A River - Live at iTunes Festival

 


Paul Simon - Kodachrome (+lyrics)

 


Paul Simon - (TV Special '77) Something So Right

 


Paul Simon -Still Crazy After All These Years

 


Paul Simon - American Tune (1975)

 如何だったろうか。 本来ならばグラミー賞受賞アルバム「グレイスランド」からも選曲したいところだが、キリがなくなるので断念した。 

 さて、このまま終わってしまっては「風のかたみの日記」らしくない。そして何としても「ひつじ」さんとの差別化を図らなければレーゾンデートルが保てない。そこでいつもの自作Youtubeの登場だ。今回は「American Tune」に挑戦。

 いかにもJ.S. バッハの「マタイ受難曲」を源にしたらしい格調高くクラシカルなコード進行。とにかく左手ばかりに気を取られ歌うどころではない。しかし主旋律が無いのも寂しいので、聞き苦しいとは思うが何卒ご容赦願いたい。


American Tune/風のかたみの日記

 

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GW特別企画(ひつじ さんとコラボ 予告)

 「年寄りの朝早い」とよく聞くが、かく言う私も年々早起きになり、今や午前4時には目覚めてしまう。尤も昔のように、深夜まで飲み歩く事をしなくなったお陰で寝付くのも早く、消灯は遅くとも午後11時である。(偶に明かりを付けたまま寝落ちもある)

 朝のルーティンは、枕元に置いたノートパソコンでメールやニュースのチェックと「はてなブログ」で読者登録したブロガー諸氏のページの巡回などを行う。

  その中で6時30分になると、私は決まってここにアクセスする。

🎧♪。.NyanてWanだふる音楽箱.:♪🎵

 ここは「ひつじ」さんという方が管理するブログで、専ら好きな洋楽のYoutubeを紹介しているのだが、とにかくその守備範囲が半端ではない。クラシックからジャズ、ロック、ポップス、etc。古今東西を問わず、まるでドラえもんのポケットのように次から次へと飛び出してくるのだ。しかもそれが毎日の事である。

 また時折、私が知っているアーティストが取り上げられる事があり、つい懐かしくて思わずショーもないコメントを書いたりするが、嫌な顔一つせず(実際は見えないので判らない)返事を書いてくれるひどい広い心の持ち主でもある。

 ところで私は、子供の頃からとにかく音楽が大好きで、聞くだけでは飽き足らず、楽器を弾いたりバンドを組んだり、挙句に拙いながらも作詞作曲などを趣味としていた。

 ところが年齢と共に熱い想いは薄れ、次第にあまり音楽を聞かなくなり、まして知らないミュージシャンはどうしても避けてしまうので、最近のミュージックシーンに疎く、一体何が流行っているのか全く知らないという実に情けない状況が続いていた。

 しかしこのブログを知ってから、アクセスさえすれば否応なしに何でも聞く事になるので、思わぬ発見をしたりノスタルジーに浸ったり出来るようになった。しかも紹介されるのは5曲程度で時間にして凡そ30分。午前7時から本格的に活動を開始するには丁度いい時間でもある。

 先日、ふと思い立ち小生から無理をお願いして、同じアーティストのYoutubeを夫々持ち寄る提案をしたところ快諾を得、明日5月4日と明後日の5日に行う運びとなった。

 誰の何という曲を紹介するかは見てのお楽しみだが、まあ、でもヒントをひとつだけ。


ヒント/風のかたみの日記

 尚、ひつじさんの更新は午前6時30分。小生はそれに続き午前7時頃に投稿する予定なので御覧頂ければ幸甚である。

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パン屋再々襲撃

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 たとえSTAY HOMEを守り大人しく家にいたとしても、時間が経てば腹は減る。そこで食事の話だが、私はめったに米の飯は食べない。別に嫌いな訳ではなく、例えばオカズが甘塩鮭、厚焼き玉子、辛子明太子、アオサ海苔の味噌汁、etc.という朝餉ならば勿論OKだ。(但し納豆は必須ではない)

 だが私の主食は、昔誰かが言ったという「貧乏人は麦を食え飲め」に従い、基本的に流動食のビールであり、それ以外は専らパン。偶にパスタや蕎麦、素麺も食べたりする。

 これは子供の頃「味噌汁を吸っていては本物のロックは出来ない」という愚かな発想から始まった習慣で、今更変えようもない。

  ところで、一口にパンと言っても千差万別である。私は所謂フランス・パンに代表される外側(クラスト)硬い系が好みで、お供は断然バター派。それも無塩バターに限る。尚、トランス脂肪酸マーガリンは一切使わない。また最近はオリーブオイルをつけるお洒落な人もいるが、あれはどうも馴染めない。

 ところがである。いつもパンを購入する店は大抵大型ショッピングモールに入っている為、この新型コロナウイルス禍により軒並み休業状態になってしまった。

 止むを得ずスーパーの棚にあるヤ〇ザキやPa〇co等の量産品を食べてみたが、やはり今一つなのである。

 何とかならないものかと考えていたところ、あのテレ東がやってくれた。

www.tv-tokyo.co.jp

 この番組では13位として「デイジイ」という1962年創業の老舗パン屋を紹介したが、私にはそれが「もう一度パン屋を襲うのよ。それも今すぐにね」と言っているように聞こえたのだ。まるであの「パン屋再襲撃」のように。

 早速情報収集をする。

www.daisy1962.co.jp

 このパン屋は埼玉と東京に合わせて14店舗あるようだが、駐車場完備の本店を襲撃のターゲットとした。(但し助手席にレミントンのオートマチック式散弾銃は積んでいない)

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 混雑を避ける為、午前8時の開店に合わせて到着。まるで中世の要塞を思わせる建物。もし人だかりが出来ているようであれば即刻帰る心算だったが先客は1名。入店時に撮影の可否を確認した。

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 上が農林水産大臣賞受賞、一番人気のクロワッサンB.C. Bはバター、Cはケーキ、クッキーを意味する。

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 ケーキも売っている。

 開店早々なので未だ商品は出揃っておらず、お目当ての「硬い系」を出せ、と言ったところ、焼き上がりは9時半との回答。とてもそんなには待てない。(やはり散弾銃を持って来るべきだった)そうこうしているうちに客の数が増えて来たので、長居は無用、潔く諦めて撤収した。

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 計画では細長いバゲットをオサレに立て掛ける予定だったが残念!

 それでも帰宅後、美味しく頂いた。

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 写真はベーコンとほうれん草のパン、クロワッサンBC、極みカレーパン 

 以上、久々のパン屋襲撃であった。次回は是非バゲットを手に入れたいものである。

 さて、最後はお約束? 今回は時候に合わせポール・サイモン初期の作品「四月になれば彼女は」(April Come She Will)を弾いてみた。

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MUSIC IS MY LIFE

 緊急事態宣言下の4月20日午前5時39分、緊急地震速報のあの恐怖を煽るような音が鳴った瞬間、私の脳裏に一瞬だけ「日本が終わる」という考えがよぎった。

 勿論そんな事はあり得ないし、あって貰っては困る。否、困るなどというレベルの問題では無い。

 幸い震度は4程度、津波の発生もなく事無きを得たが、仮に東日本大震災の規模であったとしたら、と想像すると、その後の展開を鑑みれば「日本が終わる」との妄想も、あながち杞憂とは言えないだろう。

 しかも、それが現実に起きたとしても何の不思議もないのである。改めて慄然とせざるを得ない。

 これは確かに悲観的過ぎると思う。しかし連日のように悪いニュースばかりが流れる現状では、どうしても発想もネガティブになってしまう。

 「これではいけない。こんな時こそ気持ちを鼓舞する何かが必要だ」ならば何をどうすればいいのか。

 するとそれに呼応するかのように、内外のアーチスト達がそれぞれ自宅等からライブ配信を始め、特にレディー・ガガ等の活動は我が国のニュースでも大きく取り上げられた。

 私はこのブログ以外に幾つかのSNSに登録しているが、中でもインスタグラムとフェイスブックで何人かのアーチストをフォローしている。この新型コロナウイルスによる外出禁止に際し、彼等も配信を始めており、例えばジャズピアニストのチック・コリアはこの一ヶ月の間、毎朝ピアノ演奏を聴かせてくれている。

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チック・コリアの自宅ライブ風景)

 そして私にとって小学生の頃からの神的存在、ポール・サイモンも3月から自宅ライブを開始、自らのホームタウンであり米国内で最も被害が大きなニューヨーク市民に対して、打たれてもなおリングに立ち続けるボクサーを歌ったこの曲を捧げた。


Simon & Garfunkel - The Boxer (Audio)

 この歌はアルバム「ブックエンド」と「明日に架ける橋」の中間にあたる1969年に発表されたサイモン&ガーファンクル唯一のシングル盤であるが、B面「ベイビードライバー」のC/Wを当時の私はてっきりカントリー&ウエスタンと思い込み、その割には曲想が全く違う事を不思議に思っていた。

 因みに以下は彼等の近影。すっかり年老いてしまったが如何せん既に二人とも78歳なので致し方ないだろう。

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 さて、私も筋金入りのS&Gフリークとして負けてはいられない。早速トライしてみた。

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  尚、短すぎるというご批判は受け付けないので悪しからず。 

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#おうち時間(STAY HOME)

 カナダのシンガーソングライター、ジョニ・ミッチェルの「青春の光と影」( Both Side Now)の歌詞に ’’ So many things I would have done, but clouds got in my way '' (やりたい事がいっぱいあったのに雲が邪魔をした)という一節がある。


Judy Collins - Both Sides Now (Official Audio)

 この ’’clouds’’ を ''COVID-19’’ に置き換えれば、そのまま我々が今置かれてる状況を表す歌になるかも知れない。

 私自身も楽しみにしていた幾つかの計画を全てキャンセルせざるを得ず、おまけにお気に入りの「川口グリーンセンター」まで遂に休園となってしまい、まさに「STAY HOME」状態なのである。

 尤も、生活必需品を購入する為にスーパー等へは出掛けている。だがその際のウイルス感染リスクを軽減する為には、他者との間に「ソーシャル・ディスタンス」を取らなければならない。

 その距離は「星空のディスタンス」のように500マイルではないにせよ、2m以上は必要という事らしい。確かにレジ付近の床には目安のテープが貼ってあり、それに従い待っていると、状況をよく理解していないのか意識的なのか、割り込む人も散見され、お互いの労わりが必要なこの時期に少し残念な気持ちになってしまう。

 尚、私は今のところ幸い健康を維持している。しかし、いつなんどき疾病や怪我に見舞われるかも知れない。ところが最寄りの総合病院で看護師の感染が判明、外来の受付は停止され、迂闊に風邪を引く事も出来ない状況である。

  さて、そんな中、今回もまたオリジナル曲をYoutubeにアップしようと考えた。だが今一つヤル気にならず、手っ取り早く下手なギターでも弾いてみる事にした。

 ところが日頃全く触っていなかったせいか、これが結構難しい。自転車のように一度乗れれば一生続く、という訳ではないようだ。

 あまりに酷かったのでほんのサワリだけ。これでも一応、キャロル・キングの名曲「君の友達(You've got a friend)」をジェームス・テーラー風、の心算だったりする。(言わないと判って貰えない可能性が高い)

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 最近自分の曲や演奏を公開するようになって、次第に化けの皮が剝がれてきたように感じる今日この頃、この投稿を公開後悔しない事を願うばかりである。

 ところで話は全く逸れるが「濃厚接触」という言葉、何やら淫靡な響きを感じるのは私だけだろうか。

帰るべき場所

 都立高校が5月の大型連休が終わるまで休校と決まり、それに伴い小中学校でも同様の措置がとられる可能性が高い。感染者数は増加の一方で、政府の緊急事態宣言も取り沙汰される中、正に新型コロナウイルス禍はいよいよ長期戦の様相を呈して来た。  

 不要不急の外出を自粛し、三密を避ける生活は決して愉快でも快適でもない。しかし今は不平不満を言っている時ではなく、何も見えない明日に対し、もう一度気を引き締める意味で覚悟を決めてかかるしかないのである。

 とは言っても、根っからノー天気なせいか、それほど悲愴な決意をもって生きている訳ではなく、どうやってこの有り余る時間を過ごしたらいいのか、そればかりを考える毎日だ。

 とにかくインドアに特化した事柄が望ましいが、幸いなことに我が家には趣味で集めた様々な玩具がある。言うなれば私にとって「帰るべき場所」早速始めてみた。

 先ずはギター。アコースティックとエレキを合わせれば全11本。もう10年以上ケースに入れたままお目にかかっていない物もある。

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 伝家の宝刀「マーティン艦隊」 

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 テクの無さはエフェクターでカバー。       

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 本来はここでギター演奏をご披露する心算であった。実際ビデオにも撮ってみたのである。しかし、フランク永井ブランク長い為、はっきり言って人様に聞かせるレベルでは無く、止むを得ずお蔵入りとした。

 次に考えたのは昨年5月、それまでのDTM環境を一新して、一念発起 CUBASEなるDAWソフトを中心に構築したシステムで打ち込みを行う事だ。

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 ところがこれも暫く放置している間にすっかり使い方を失念し、立ち上げてみたものの音が出ない。悪戦苦闘の末、漸く短いフレーズを作成する事に成功した。

 今回はそれをご披露しようという企画だが、やはりこれも鑑賞に耐え得る代物ではないようだ。ただ40秒という短い作品なのがせめてもの救いか。


帰るべき場所/風のかたみの日記

 因みについ先日、これまで撮影した画像や作成した音楽ファイルを収めた外付けハードディスクがクラッシュし、約2TBのデータが飛んでしまうという大惨事に見舞われ、かなり落ち込んでいるのである。

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