時事

未だ咲いとらん梅(ばい)

全く何の脈絡も無く、いきなり九州弁のタイトルである。しかも「梅」の訓読みと彼の地の方言特有の接尾語「ばい」で韻を踏むという高レベルの親父ギャグなのである。と、一人悦に入ってみたものの、何か物足りない。 気象庁発表によれば今年は暖冬だという。…

「明日に架ける橋」から50年

何気なくフェイスブックとインスタグラムを開くと、『1970年1月26日、「明日に架ける橋」(Bridge Over Troubled Water)がリリースされた』という記事に目が留まった。 「そうか、あれからもう50年も経つのか」 多くの人には多分、それぞれ強い思…

お年玉付き年賀はがき

「成人の日」が平成11年(2000年)、ハッピーマンデーという名の下に、1月第2月曜日に移動してから既に20年。それでも尚、私の感覚はかっての1月15日まま。多分もう上書きはきかないだろうが別にそれで困る訳ではない。 記憶が正しければ、以前…

シンクロニシティ

先ず最初に。このタイトルを見て、大集団女性アイドルの歌についての記述だと思った方、申し訳ない。そうではないので悪しからず。 さて1995年1月、未だお屠蘇気分が抜けない内に、私は初めてインドネシア共和国へ向かった。目的は観光ではなく、旧通産…

愛と希望と勇気の日

今朝、車のエンジンをかけるとナビが起動して「今日は1月14日、火曜日。『愛と希望と勇気の日』です」と言う。 昔「愛と勇気と有給休暇」というキャッチコピーの「シティ・スリッカーズ」なるコメディー映画を観た記憶はあるが、調べて見るとそれとは全く…

お正月には福食べて

最近「忘年会スルー」や「新年会スルー」などといった言葉が、あたかも正義であるかのように語られている気もするが、こちらは相変わらず「新年会する」のである。 勿論、若い衆を集めて偉そうにふんぞり返るような事はしない。長く付き合っている同年代の友…

オーストラリア森林火災

ニュース等ではあまり報じられていないが、昨年9月にオーストラリア各地で発生した森林火災が未だに鎮火せず、それどころか更に被害が拡大しているらしい。 オーストラリア森林火災 被害拡大のおそれ 救助・消火活動強化 | NHKニュース https://t.co/126VQv…

続 クリスマスはディナーショー

今週のお題「クリスマス」に因んで。 前回の「クリスマスはディナーショー」を読んだ知人から「後編を待っています」と連絡があった。私としては、この件は既に完結したものと考えていたが、そう言われてみれば確かに『求められているのは、会場の雰囲気や料…

最後の一葉

前回「2019年 総括1(植物編)」と称し、自分で撮影した四季折々の花の写真を中心に、今年一年を振り返ったばかりだと言うのに、何かやり残した事があるような気がしてならなかった。 私は巳年でも蠍座でもないので、決して執念深い性格ではない。と、思…

ONE TEAM 再び

今年の「新語・流行語大賞」が発表され「ONE TRAM」が大賞に選ばれた。ご存知の通りこれは、この秋、日本中を沸かせたラグビーワールドカップにおいて、初のベスト8に輝いた日本代表、ブレイブ・ブロッサムズが掲げたスローガンだ。 この結果には誰もが納得…

失われたもの

1ヶ月前の10月31日、沖縄県那覇市にある首里城が焼け落ちた。早朝のニュース速報を見た時点では、既に消防も活動を開始しているようだったので、ここまで悲惨な状況になるとは想像もつかなかった。 琉球王の居城であった首里城は、1945年、太平洋戦…

スマホの脅威

政府広報によれば運転中の「ながらスマホ」が、来月から厳罰化されるようになるらしい。大変いいと言うよりも、当然の事だと思う。 www.gov-online.go.jp 運転中、どんなに前を凝視していたとしても、見えない相手と会話をすると、その内容に伴って、別の映…

まだまだ紅葉狩り

今月6日、奥日光まで紅葉狩りに出掛けた。しかし樹々の色づきは今一つ。満たされない想いを抱いたままでは、精神衛生上良くないと考え、次なるターゲットを物色していた。 15日をもって来春まで閉山する上高地や、伝承の巨人「ダイダラボッチ」が盛り土し…

エチケットをお忘れなく

今日11月21日はボージョレ・ヌーヴォーの解禁日。我が国では一時期、随分騒がれたような気もするが、最近は殆ど話題にも上らなくなってしまった感がある。 出来立てのこの若いワインについて、昨年はこんな事を書いているのを見つけた。 kaze-no-katami.…

水の都

イタリアのベネチアが1m87cm の高潮に見舞われて、市内の8割が浸水しているとの事である。主たる原因は大雨の影響でアドリア海の水位が上昇、他に地下水汲み上げによる地盤沈下やお馴染み地球温暖化もあるらしい。 元来、潟の上に出来た都市であり、これ…

笑顔にはかなわない

東京が雲ひとつない快晴に恵まれた11月10日、約12万人の老若男女が沿道に詰めかけたという「祝賀御列の儀」を、私は自宅のテレビで視聴した。 穏やかな晩秋の陽射しを浴び凡そ30分の道程。髪に飾られたティアラの輝きにも増して、皇后陛下の晴れやか…

気分はいつもロードスター

突然、朝方の冷え込みで目が覚めた。ついこの間まで冷房を入れていたような気がするが、暦は既に霜月。通りの銀杏の葉は色づき始め、季節は確実に冬に向かっている。 それでも日中の気温は未だ20度近くあって、少しだけひんやりとした空気が清々しく感じら…

ありがとう、ブレイブブロッサムズ

ラグビーワールドカップ2019、先程、日本代表ブレイブブロッサムズの戦いが終わった。3-26、惨敗である。 幾ら惜しくても負けは負けである。現に少し前、大分で行われたウエールズ対フランスの試合は、僅かに1点差でウエールズが勝利を収めた。従っ…

ONE TEAM

ラグビーワールドカップ2019は、明日10月19日からいよいよ決勝トーナメントが始まる。ここ迄、まるで日本全体が、ひとつのチームになったかのような本大会であるが、その立役者は何と言っても、開幕以来、怒涛の快進撃を続ける我らがブレイブブロッ…

秋の虫

タイトルから鈴虫の話などを連想された方には申し訳ない、世の中に「虫が好かない」という言葉がある。はっきりとした理由は無いが何となく気に入らない、どうも好きになれない、そんな時、人は思わずそう呟く。 何せ自分自身が嫌いだと言っている訳ではなく…

クラウチ・バインド・セット

過去二回に亘り、ラグビーワールドカップ2019に因んだ文章をここに投稿した。すると想像以上の反響があり、多くの方々から沢山の☆やブックマーク、そしてコメントを賜った。先ずはこの場を借りて御礼を申し上げたい。 やはり、この事を見ても本大会への…

ラグビーに乾杯

ラグビーワールドカップ2019が始まった。開会式に続いて行われた日本対ロシアの試合、結果は我等がブレイブブロッサムズが30ー10で勝利を収めた。後半に見せた圧倒的な底力は、やはり日頃の厳しいトレーニングの賜物なのだろう。これで日本は勝ち点…

ブレイブ・ブロッサムズ

いよいよこの9月20日から、日本でラグビーワールドカップが始まる。未だにあの長球ボールに触れた事さえ無いにも拘らず、私は何故か昔からこのスポーツに憧れを抱き、解り辛いと言われるルールもひと通り理解している。そして白熱したゲームが展開された…

Trick or Treat(ピーナッツが教えてくれた)

先ず、「ピーナッツ」がコミックのタイトルである事をご存知ない方は、ここでお引き取り頂きたい。また仮にそれを知っていても、このコミックの主人公がスヌーピーだと思っている人もご遠慮願いたい。ましてやスヌーピーがカワイイなどと言う御仁は論外なの…